↑ 後日生きてるカンガルーと戯れることになるとはこの時点ではおもいもよらなかったのだった。
C君と猫にお別れを告げ、サンシャインコーストを後にし、ブリスベンへ。夕方のフライトまでブリスベン一日観光。
川沿いを散歩していると、ビーチが出現。
なんと人口ビーチ。なんとも気がきいているではないか。水着の用意をしてこなかったのが悔やまれる。トロントにもこのようなものがあってもよいのではないか。
その後橋を渡ってシティーの方へ向かい歩き、The Pancakes at the Manorへ到着。
ここは実際に昔は教会だった建物を、現在はパンケーキ屋として営業している。
ランチセットを頼んだ。ランチセットは12.5ドルで、ごはんクレープと、デザートのパンケーキのセット。クレープは、3種類のなかから選べる。
↓ 私はホワイトソースのかかったシーフードクレープを、
↓ J次郎はトマトソースのかかったハムとチーズのクレープを選ぶ。
パイナップルは私がもらう。J次郎はパイナップル自体は好きだけれど、酢豚やハムと一緒にピザに乗っているパイナップルは苦手なのだ。
↓ デザートはアイスの乗ったパンケーキ。
その後シティーをぶらぶら歩いていると、街角で偶然シュークリームのビアードパパ発見。ちょうど3時のおやつの時間ということもあり迷うことなく買う。
実はオーストラリアに来る前に寄ったニューヨークでも食べたばかりだが、J次郎はすっかりビアードパパに魅せられてしまっているのだ。
仕事帰りのJちゃんと合流し、空港近くのアウトレットモールのDFOに寄る。あまり時間がなかったが、DIESELで気に入ったデザインのベルトをみつけ買う。時間があったらもっと買い物していたかも。
そしてお世話になったJちゃんとお別れして、シドニーへ向かった。
滞在しているサンシャインコーストのCaloundraから1時間ほど北に車を走らせ、Great sandy National Parkへ。週末だったので、JちゃんとC君の強いお勧めで、ビーチでキャンプをするのだ。
カナダ育ちのJちゃんに、(カナダみたいに)熊はいないんだよね、と確認すると、心配ないわよ、いるのは蛇とディンゴだけだから、とさらっと返事が返ってきた。
朝8時半ころ到着。砂浜は、帰るひと、着いたひとびとの、4WDによる民族大移動が始まっていた。けっこう飛ばしている。
気をつけないと、歩行者は車に引かれてしまうそう。実際、毎年死亡事故がおきているらしい。
↓ なんとかみつけた場所に陣取った。
↓ 足元をよくみると、タイヤの跡のほかにこんなものが。
それは、この小さなカニ↓が掘ったものだそう。
キャンピングエリアであるこのあたりのビーチは、波が高く、泳ぐというより、荒波と格闘。海からあがった後は、ハードなエクササイズを終えたような感覚になった。
それでも、サーフィンにはぴったりなので、J次郎はC君に習い初サーフィン体験。
そして、車を走らせビーチの端であるDouble Island Pointに到着。ここからは車を降りて歩き。
↓ ここから登ると、
↓ 少し登っただけで見晴らしがいい。
砂浜からすぐのところをイルカの群れが泳いでいるのが見えた。
↓ ひたすら登ること30分近く。頂上の灯台。
その間C君はひとりだけずっと裸足だった。さすがオージー、と感心する。
↓ まさに絶景。このどこまでも続くビーチがキャンプ場になっている。
よく目をこらして海をみると、近いところでは海亀やエイ、そして遠くのほうになんと鯨の姿も確認できた。
↓ J次郎。この写真ではよくわからないが、かなり崖ぎりぎりに立っている。気分はポカホンタス。
しかし、我々ふたりからはわからなかったが、実は道のほうからは人々に丸見えだったらしく、道行くひとびとがみなJ次郎をまねて腕を上にあげながら歩いていたそう(Jちゃんが教えてくれた)。
↓ 夜もふけてキャンプファイヤー(C君作)。一度やってみたかったマシュマロ焼きにも挑戦したりした。
周りをみると、暗い中、ぽつぽつと他のひとたちのキャンプファイアーの火が見える。しかし、実際はキャンプファイアーはしてはいけないそう。それでも皆しちゃうのがオージーなんだ、というC君。この、ほんとはいけないんだけれど、しちゃうのがオージー、という言葉、それからも何度となく聞く。
翌日は少し離れたところにある別のビーチ、Rainbow Beachへ。
うってかわってそれはそれは穏やかな、美しいビーチ。やっと泳ぐ、という行為ができた。
こうしてディンゴにも蛇にも襲われず私の人生初のキャンプは無事に終了。草むらで用を足すのもおしまい。
帰りは少し南下したところにある、Noosa Headsというビーチへ。ここらへんきってのおしゃれエリア。
食事をしてから野生のコアラを見にいくが、この日は会えず。そして日が暮れていった。
オーストラリア滞在中のある日、Jちゃんが、MooloolabaというCoulandraから車で30分くらいのビーチに連れて行ってくれた。
ひっそり静かなCoulandraとは違い、Mooloolabaはホテルやショップが立ち並ぶ、にぎやかな観光地。この日はちょうど学生の休みのときと重なったようで、高校生くらいの若い子が大勢遊びにきていた。皆若いだけあって、スタイルが良い。ぴちぴちしていた。
しかし、風が非常に強く、波が高かったというか、荒い。それでも皆海へ入っていったが、私は断念。ビーチでごろり。J次郎は一瞬海に浸ったそうだが、あまり快適ではなかったようですぐに帰ってきた。
そこでぶらぶらずらりと並ぶ店を、ウインドーショッピング。オーストラリアらしく、帽子を売っているのが目立つ。
↓腹ごしらえに食べた、シーフードのフライ盛り合わせ。
海岸通り沿いに連なるカフェのショーケースには、おいしそうなデザートが並んでいる。
そのなかでシナモンとレーズンとアップルのデニッシュをみつけた。日本ではスーパーのパンコーナーで似たようなものが売っているが、懐かしくなり注文した。ウエイトレスによると、この店で作っているそう。
そして、トッピングは?と聞かれ、とりあえずひととおり、とお願いすると、すごいことになった。アイスにホイップクリームに、カスタードクリーム、すべてついてきて、なんとも甘い一皿になった。ふたりで一皿にしておいてよかった。
ちなみに、オーストラリアでは、外食するのにチップはいらない。オーストラリア、好きかも。
それから家に帰り仕事帰りのC君と合流し、日が暮れそうになるのを大慌てで野生のカンガルーを見に行った。
いた、いた。野生のカンガルー達。
みな凍りついたように固まって、じっとこちらを伺う。
そろりそろり近づき、だいぶ近くまできたら、走り出して逃げていった。その速いこと。
↑ ご機嫌な機体。でも機内サービスはすべて有料。飲み物1杯すらでてこない。だから運賃も安いのだけれど。
シドニーから1時間のフライトでブリスベンに着き、さらに車で1時間、今回の旅の最終目的地であるサンシャインコーストのCaloundraにやっと到着。
ここでは、J次郎の友人のカナダ育ちのカナダ人(でも国籍上オーストラリア人でもある)のJちゃんとその彼のオージーのC君のお宅にお世話になる。
Jちゃんの飼っている猫。オスで、生後6ヶ月の好奇心旺盛なお年頃。
彼女の家はビーチから歩いて5分。さっそく海へと向かった。
↓ ビーチへ行く途中の道端にいる犬。すっかりくつろいでいる様子。つながれていないし、飼い主らしきひともみあたらない。なんとものどかなところなのだ。
このあたりは海岸沿いに遊歩道が充実していて、次のビーチまで景色を楽しみながら散歩ができる。
Caloundraは閑静な住宅街の広がるエリア。ビーチ近くにある商店街もこじんまり。だが、あなどれない。
ここに1件ある肉屋の肉はおいしい。オージービーフや、ラム肉のソーセージのおいしかったこと。
洋服も心をくすぐるようなセンスの良いショップを1件みつけ、それだけでここに住みたくなった。
さらに、カフェでは、Tim Tamのチーズケーキもみつけた。
ティムタムとは何か。
それは、これ↓。チョコレート菓子。
私は日本にいたとき、オーストラリア土産で以前たべたことがあったが、J次郎は初めて。カナダではあまり知られていない様子。まあ、お土産文化の差もあるし、カナダからオーストラリアへ行く人はなかなかいないか。
後日WoolWorthsというスーパーへ行ったところセールになっているのをみつけ、一箱1.99ドルで8箱も購入し、トロントへ持ち帰った。キャラメル風味などのいろいろなバリエーションがあった。
その後、私とJ次郎の皮下脂肪に、しっかりと蓄えられた様子。
シドニー、ボンダイビーチを寒いながらもぶらぶらと海岸を散歩したり、店を覘いたりしつつ、ここでの次なる目的へ。
それは、この店 ↓の奥。やはり海岸沿いの通りで、OPORTOからもすぐ近く。
店頭には新鮮な魚が並べられ、それをフライにした、フィッシュアンドチップスが食べられる。
OPORTOで食べずに、ここで食べたかったと、後悔する。
この店では食べなかったが、この後オーストラリア滞在中に、何度となくフィッシュアンドチップスを食べる。
オーストラリアで食べるフィッシュアンドチップスはおいしい。
そして、魚やじゃがいもだけではなく、なんとマーズバーまで揚げものに。
衣をつけて揚げられたマーズバーは、1本2.5ドル。
とろっと溶けた熱々のマーズバー。
話のネタに、とおもっていたが、おいしかった。
人気メニューらしく、後から次々に注文が入っていた。
↓ さらに、後日シドニーで食べたマーズバーのチーズケーキ。
マーズバーのスライスが表面に貼り付けてあるが、そのときはお腹いっぱいで、お持ち帰りしたため、つぶれてしまった。
↓ そして、マーズバーのチョコ菓子もみつけた。
その後、WiFiフリーということもあり、メールチェックしながらコーヒーでも飲もうと、店内にマックカフェのある同じ通りのマクドナルドへ行き、コーヒーを注文した。
ところが唖然。私の頼んだデカフェインコーヒーは、まるでコーヒー味の紅茶のよう。デルタ航空の機内サービスのコーヒーも相当ひどかったが、それよりももっとひどかった。
マックカフェなのに。プレミアムコーヒーなのに。値段もそれなりにとってるのに。
ためしにJ次郎の注文したコーヒーを飲んでみると、普通においしい。
そこで、作ってくれたお兄さんのところへ行き、クレームをつけてみた。
お兄さんは作り直してくれたが、同じだった。そして、作るといっても、定められたボタンをおすだけなので、そのお兄さんにはこれ以上どうしようもないこともわかり、デカフェはあきらめて、普通のコーヒーをもらった。
そのパンクっぽい見た目とは裏腹に、大変すまなさそうに恐縮して、何度も謝ってくれたので、自らの、強い口調を反省する。ここはカナダではないのだ。
その後、バスのなかでも、降りる人々が運転手にサンキューと言っているのを聞き、カナダとの違いを感じるのだった。
はるばるトロントからシドニーへ着き、国内空港へ移動して夕方乗るVirginAirlineへ荷物を預け、ローカルバスに乗ってBondi Beachへと向かった。
ボンダイブルーという名までついた海の色をみて感動したかったのだ。さぞきれいだろうとおもっていた。
ところが、この日はあいにく曇り。雨もぱらぱらと振り出し、寒い。
次のフライトまでビーチでのんびり過ごす予定で、あえてトロントから預け入れ荷物にはせず、水着も用意してきたというのに。もちろん私しかかぶっていなかった、つばの広い麦藁帽子は雨まじりの海風に何度も飛ばされそうになり、もはや何の役にも立たず、むなしいだけ。
こうしてささやかな夢はあえなく破れたが、気をとりなおして、腹ごしらえ。
海岸線に沿った通り、バスを降りたすぐ目の前にある、チキンがメインのファーストフード、OPORTO(←クリック)へ。
ピリ辛のソースが有名らしいが、思ったより辛い。ソース少なめにお願いしておいてよかった。
チキンだし、辛いし、インドでウケそう。
そして、その隣の店は、、、
このロゴ、よく見ると、バーガーキングのそれと一緒。
メニューもチェックしてみると、ほぼ同じ。
後日、オーストラリア在住の友人に聞くと、間違いなくバーガーキングだそう。
彼女曰く、バーガーキングがオーストラリアに進出したとき、すでに同じ名前の店が存在し、裁判するも負けてしまい、オーストラリアではハングリージャックスという名前になったそう。
↓ 特に子供がかぶっているのをよく見かけた。
紫外線対策先進国オーストラリア発、紫外線をブロックする帽子
9月半ばのある日の早朝。
この↓ 小さな飛行機に乗って、トロントを飛び立った。デルタ航空のコネクション専用機で、行き先はニューヨーク。
たった1時間ほどのフライトだけれど、飲み物とクッキー↓が配られた。
ニューヨークで一日過ごし、J次郎の大好物となったビアードパパでシュークリームを満喫し、牛角でたっぷり食べて焼肉臭くなった後は、ニューヨークからロサンゼルスへ移動。
ニューヨーク、ロサンゼルス間は6時間ほどのフライトだけれど、飲み物と、上記のクッキーだけ。一応ピーナッツか、プレッツエルか、クッキーかは選べるけれど。
しかも各席にスクリーンがついていてオンデマンドで映画などがみれるが、ヘッドセットは2ドル払わなくてはいけないし。J次郎も私もノースウエストのエリートメンバーなので、合併したデルタ航空でも、アメリカ国内線は自動アップグレードされが、2大都市間であるが故にビジネスクラスも満席で、国内線アップグレードの夢も無残に砕け散った。
そして、15時間の長時間フライト。
ロサンゼルス、シドニーの機内食。
↓ディナー。ビーフかチキンかパスタ、といわれ、ビーフを選んでみた。
機内食については、エコノミークラスだし、たべられればいい、という心構えの私だけれど、これは、、、私の今まで経験したなかの機内食のなかではじめて、おいしくないかも。
↓ スナックのサンドイッチ。
↓ 朝食。私は卵、
J次郎はパンケーキ↓。これについては卵料理↑の選択で正解。
↓ 帰りのシドニー、ロサンゼルス間。普段はチキンは選ばないが、行きのこともあり、ビーフは敬遠しチキンを選ぶ。
↓ J次郎はパスタを。パスタでも悪くはなかったが、これも私の選んだチキンのほうがよかった。
北米のフライトアテンダントって、日本から来たらその差に驚くけれど、特に、シドニー、ロサンゼルス間では、体型も性格も(年齢も)たくましい方たちばかりだった。まるでJRの駅の売店にいそうな方たち。
しかも、離陸準備のとき、ちょっとお願い聞いてくださる、などといって、自分は何もせず、座っていた男性に座席の上の収納を閉めさせていた。まるで自分の後輩のごとく客をあごで使うその姿勢に、さらにびっくり。