滞在しているサンシャインコーストのCaloundraから1時間ほど北に車を走らせ、Great sandy National Parkへ。週末だったので、JちゃんとC君の強いお勧めで、ビーチでキャンプをするのだ。
カナダ育ちのJちゃんに、(カナダみたいに)熊はいないんだよね、と確認すると、心配ないわよ、いるのは蛇とディンゴだけだから、とさらっと返事が返ってきた。
朝8時半ころ到着。砂浜は、帰るひと、着いたひとびとの、4WDによる民族大移動が始まっていた。けっこう飛ばしている。
気をつけないと、歩行者は車に引かれてしまうそう。実際、毎年死亡事故がおきているらしい。
↓ なんとかみつけた場所に陣取った。
↓ 足元をよくみると、タイヤの跡のほかにこんなものが。
それは、この小さなカニ↓が掘ったものだそう。
キャンピングエリアであるこのあたりのビーチは、波が高く、泳ぐというより、荒波と格闘。海からあがった後は、ハードなエクササイズを終えたような感覚になった。
それでも、サーフィンにはぴったりなので、J次郎はC君に習い初サーフィン体験。
そして、車を走らせビーチの端であるDouble Island Pointに到着。ここからは車を降りて歩き。
↓ ここから登ると、
↓ 少し登っただけで見晴らしがいい。
砂浜からすぐのところをイルカの群れが泳いでいるのが見えた。
↓ ひたすら登ること30分近く。頂上の灯台。
その間C君はひとりだけずっと裸足だった。さすがオージー、と感心する。
↓ まさに絶景。このどこまでも続くビーチがキャンプ場になっている。
よく目をこらして海をみると、近いところでは海亀やエイ、そして遠くのほうになんと鯨の姿も確認できた。
↓ J次郎。この写真ではよくわからないが、かなり崖ぎりぎりに立っている。気分はポカホンタス。
しかし、我々ふたりからはわからなかったが、実は道のほうからは人々に丸見えだったらしく、道行くひとびとがみなJ次郎をまねて腕を上にあげながら歩いていたそう(Jちゃんが教えてくれた)。
↓ 夜もふけてキャンプファイヤー(C君作)。一度やってみたかったマシュマロ焼きにも挑戦したりした。
周りをみると、暗い中、ぽつぽつと他のひとたちのキャンプファイアーの火が見える。しかし、実際はキャンプファイアーはしてはいけないそう。それでも皆しちゃうのがオージーなんだ、というC君。この、ほんとはいけないんだけれど、しちゃうのがオージー、という言葉、それからも何度となく聞く。
翌日は少し離れたところにある別のビーチ、Rainbow Beachへ。
うってかわってそれはそれは穏やかな、美しいビーチ。やっと泳ぐ、という行為ができた。
こうしてディンゴにも蛇にも襲われず私の人生初のキャンプは無事に終了。草むらで用を足すのもおしまい。
帰りは少し南下したところにある、Noosa Headsというビーチへ。ここらへんきってのおしゃれエリア。
食事をしてから野生のコアラを見にいくが、この日は会えず。そして日が暮れていった。