レストラン格付けのミシュランガイドはサンパウロ版を発行している。
ミシュランガイドが参考になるのは、味だけでなく値段とのバランス、店の雰囲気やスタッフの対応など総合的に考慮されていること。さらに、おすすめ料理までも書かれているので、何を食べたらいいのか迄参考になるのが頼りになる。
今回の滞在では、ビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)と、セレクティドレストラン(上質な料理)、というカテゴリーのなかで、ブラジル料理のレストラン、かつ低価格帯のお財布にやさしいレストランのランチ巡りをした。
出発が遅れ、ブラジル、サンパウロの国際空港、グアルーリョス国際空港(GRU)に着いたのは11時すぎだった。
トロントからは直行便がでていて、夜にトロントを出発し、朝着く。寝ている間に着くので、機内泊でホテル代を節約できて現地滞在時間が長いというお得な便が大変気に入った。
心配していた入国審査は、秩序が保たれていて、さほど並ばずに受けられた。若い男性の入国審査官は、アイドル並みの満面の笑みで、日本語でいってらっしゃい、とあかるく声をかけてくれた。
前回ブラジルのサンパウロ観光~治安の良いエリアで安全なおすすめホテル~
まず、コーヒーは文句なしにおいしい。ホテルの朝食のコーヒーがおいしくてびっくりしてしまった。
そしてパンデケソ、日本語でいうポンデケージョ。買おうとおもえばほぼどこでもいつでも買えるくらいくらい手軽に買える。ぱくぱくとつい食べ過ぎてしまる。
初めて食べる本場ブラジルの味は意外に塩味がきいていたが、もちもちしておいしい。ホテルの朝食のブッフェで食べ放題だったのでぱくぱくと毎朝つい食べ過ぎてしまった。
帰国の日。トロント行のフライトは午後2時だったが、念のため早めに朝8時にエステリロスエステのエアビーを出た。渋滞にあうこともなく、10時にはサンホセの国際空港に到着した。
早すぎてエアカナダのカウンターが開いておらず、列に並んで1時間近く待った。オンラインでチェックインは済ませていたし、預ける荷物はないのだが、私はカナダのパスポートを持っていないので、カナダに帰るときはいつも航空会社の職員がPRカードを保持していることを確認する必要があるのでカウンターに並ばなければいけなかったのだ。
コスタリカ生活で気になった点といえば、物価の高さ。今回滞在した太平洋側はカリブ海側と比べて物価が高めらしいが、平均年収は120万円とカナダや日本よりずっと低いのに、カナダや日本とさほど変わらない印象。
キウイはカナダでは一個80セントくらいで買えるが、コスタリカでは795コロン(約140円)もした。カナダでは1ドルくらいで買えるがきゅうりが1個2000コロン(約350円)もした。その他セロリも2度と買わなかった。
それでも、コスタリカの気候に適した、固有種や大量栽培しやすいものは比較的安いので、そういったものを中心に選んで自炊していた。
エステリロスオエステのエアビーのオーナーの男性とは時折彼がゴミ出しなど外にでてくるときに会話したが、会うときは常に上半身裸の水着姿で裸足。せいぜいたまに靴を履いているくらいで、ついに彼が服を着ている姿は一度もみることがなかった。
彼はアメリカ人で、奥様がコスタリカ人、奥様のお母さまと3人で暮らしている。奥様のお母さまが、貸し出している部屋を掃除したりといった役割を引き受けている様子。お母さまは天気予報より正確に雨が降ることを予想していた。印象に残っているのは、ある日奥様が白ワインが注がれたグラスを持って外に出ていこうとするときだった。挨拶すると、隣の住人とおしゃべりしに行くそう。どこの家も外に椅子とテーブルを置いていて、そこでくつろいで過ごすライフタイルなのだ。なんてすばらしいのだろうとうらやましく思った。
1月下旬、気温マイナス15℃、極寒のトロントから飛行機の直行便で6時間、地上の楽園と呼ばれるコスタリカの首都サンホセの空港へ到着した。
飛行機を降りた後の入国審査は長蛇の列だった。1時間は待つものと覚悟したが、職員により首尾よく管理されていて40分ほど並んで終えた。
空港の外へ出ると午後の強烈な日差しがまぶしい。気温は28℃、酷な暑さは感じない。
ウイーンでの週末はちょっぴりやっかいだった。
まず、店が閉まる。スーパーが閉まり、食料の確保が難しくなる。滞在しているホテル周辺では当てにしていたお気に入りのレストランも閉まり、どこで食べようかと困った。
観光も、営業時間を事前にチェックして、計画的に行動することが求められる。
仕事のため午後早い時間までという時間が限られている平日と違い、週末は開いていて観光に時間のかかる場所をまわる。
カナダのトロントとウイーンの時差は6時間。この時差が、都合がよい。
トロント時間に合わせて午後3時から仕事を始めるので、それまでは観光に出歩くことができるのだ。
ホテルの最寄り駅から有名なナッシュマルクト市場までは4駅。食料調達と昼ご飯を食べるために行ってみた。
コロナ禍でJ次郎の会社も完全リモートワークを導入している。出社の必要がないとなると、二人ともワクチン接種は済ませ、コロナが落ち着いてきた今、海外でのノマドワークには良い機会。やはりコロナが落ち着いているオーストリアのウイーンへ向かった。
泊まったホテルはマリオットホテル系列のルネッサンスホテル。