アキレス腱断裂日記inトロント②~保存療法~

1 year ago

アキレス腱断裂日記inトロント①~真っ先に行くべきERの病院~

17日目 午後2時。ウエスタン病院。

待合い室は込み合っていて、かろうじて空いている席に座った。隣に座った声の大きい中年男は長い待ち時間に不満たらたら。電話の声も大きい。ここで、私はJ次郎の様子がなんだかおかしいのに気づいた。後で聞いたところによると、その男と面識があったのだった。その男もなんとなくちらちらと私たちの様子を伺っていて、付き添いの女性に目配せしたりしていた。

それはJ次郎が高校生のころのこと、その付き添いの女性はかつてJ次郎に一方的に好意を寄せていて、男はそんな彼女のことを好いていているものだからJ次郎にしつこく嫌がらせをしてきて、、、。という関係だったらしい。

2組の因縁のある夫婦が隣あって座っていて、知っていて知らないふりをするというお互い気まずい時間が2時間近く経過した。

 

医者に会えたのは4時をまわったところ。前回とは別の研修医だった。

ギプスを取り外し、取り外し可能な装具にかわる。1.8cmの高さのヒールを3枚いれる。J次郎が痛がったので、もう一枚追加して計4枚になった。 ウルトラサウンドなし。

プロトコルという名の説明書きの紙を一枚渡され、よく読んでくるように、言われる。質問はあるか聞かれるけど、聞いても紙に書いてあるからよく読めといわれるばかりでわかったような、わからないような。

プロトコルの紙に書いてないので、ヒールを取り外すのは、いつなのか聞くと、1週間、ん~、10日間、ん~、2週間。2週間ごとに1枚ずつ自宅で自分で取り外していくらしい。いつとは具体的な指示はなかったが、フィジオセラピーに通うように言われ、診断書をもらう。フィジオセラピーは自分で探すそう。

最後にちらっと整形外科医が挨拶しにやってきてこの日の診察は終わり。

4時半に病院をでる。

家に着いてすぐにフィジオセラピーを探し始め、家の近所にあるフィジオセラピーに予約がとれた。

18日目 フィジオセラピー

家から数十メートルのところなので、私は付き添わず、松葉づえで一人で行ってもらった。

フィジオセラピストは、J次郎が受傷からわずか2週間ほどで通い始めたことに驚いていた。アキレス腱断裂とはどういうことなのか、プロトコルの紙を参照しながら、これからの治療の流れなどを詳しく説明してくれるので心強い存在となった。マッサージや運動など指導してもらって、通うのが楽しみになった。1回99ドル。州の健康保険ではカバーされないが、会社で加入している団体保険で全額カバーされる。週二回通うことになる。

25日目フィジオセラピー ヒールを一枚とる。

医者に言われた2週間間隔だと、J次郎はヒールを4枚入れてるので全てのヒールを取るのに8週間かかることになる。病院から渡されたプロトコルに照らし合わせても辻褄があわないので、これは長すぎるのではないかとおもった。それで病院に確認の電話をいれたら、10日でもいいとのことだったので、それでも一日早いが一枚とることにしたのだ。

ヒールをとった後は、痛みを感じた。

 

後日病院から装具の請求書が来た。175ドル。会社の団体保険で全額カバーされた。

 

アキレス腱断裂日記inトロント③~保存療法~

 

 

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