無料!フレッシュスムージー~Liquid Nutrition~

16 years ago

Liquid Nutrition(←クリック)では、クーポンをプリントアウトして持っていくと、スムージーが無料でもらえる。

但し、クーポンはプリントアウトしてから24時間以内に限られているので、注意。

liquidnutrition

お店はトロントではQueen Street W.↑にあり、Spadine&Queen Street W.の交差点、からすぐ。日曜は休みらしい。

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外からみると狭そうだけれど、中はテーブル席もあってショッピングの合間に一休みするのにも落ち着ける雰囲気。ヘルシーなスナックも売っている。

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クーポンでは数種類のなかから好きなのを選べるが、私が選んだのはマンゴーとストロベリーのスムージー。

さっぱりしていておいしい。

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チフス闘病記 

16 years ago

前回はこちらから。

3回目のTravel Clinicの予約がとれたのは3月29日のことだった。

Public Healthから送られてきた検査結果の用紙を携えて診察に行った。

↓ いつきても和む待合室。寒々としたERのそれとはずいぶんな違い。

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診察してくれた医師によると、初めて私が訪れたとき、症状からチフスも視野にいれていたとのこと。さすがその道の専門家である。血液検査では腸チフスにかかっていてもひっかからない場合もあるということで、検便をしたらしい。事実、インドで行った血液検査には、チフス菌の検査の結果もあったが、陰性だったのだ。

腸チフスについての説明もしてくれ、Public Healthからも念をおされたとおり、調理やデイケアでの仕事に就くことは菌が確認されなくなるまでできないことや、ひとに素手で食べ物を渡したりしないこと、を言われた。

もうひとつの心配はJ次郎だったが、1年半前、初めてのインド渡航前にチフスの予防注射をしていることで、感染する可能性は低いということだった。

このころには午前中は熱は36度台半ばから後半で、あがっても37度前半になっていた。下痢もしなくなり、体力もずいぶんと回復してきていてひとりでスーパーにおつかいにいくようにもなっていた。

これをうけて、今すぐに2週間から4週間ほど抗生物質をのんで治療することもできるが、2、3ヶ月してから再び検査をし、まだチフス菌が検出されるようならそのとき抗生物質での治療をすることもできる、好きなほうを選べといわれた。

私は、後者を選んだ。幸い仕事はしていないし、飲むとなったら4週間も抗生物質を飲み続けなければいけないのは、避けられるものなら避けたかったのだ。

さらに、インドのチフス菌はもっぱら抗生物質のききにくい耐性菌なのに対し、私のは珍しいことにそうではないことがわかった。不幸中の幸い。

こうして、とりあえず再度検査をして、菌が認められれば3ヶ月したらまた連絡をとり検査をする次第となり、ラボにてサンプルのためのボトルを受け取り家に帰った。

日本にいる母はチフスときいてものすごく心配したらしい。私もはじめ伝えようかどうしようか迷ったが、状態は悪くないので一応伝えておいたのだが。

カナダや日本の、若いひとの間では、チフスって何?というひともいるとおもうが、母の年代では恐ろしい病気のイメージが強いので、ちょっと連絡があくと、入院しているのではないかなどととても心配させてしまった。

その後、結局抗生物質を飲むことはなく、ほどなくしてチフス菌は確認されなくなった。インドにいた時に発症してから2ヶ月近くにもわたる闘病生活だった。

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検出されたのはチフス菌だった

16 years ago

前回の続きはこちらから。

再びPublic Healthから連絡があったのは数日経ってからのことだった。

このころには数日間続いた38度台の熱は落ち着き37度半ばになり、毎日下痢していたのが2,3日に一度になった。

食べられるものも増え、J次郎に皿洗いなどしてもらっていたのが自分でできるようになった。

さて、Travel Clinicからはサルモネラ菌としか言っていなかったが、検出されたのはSalmonella Typhiということだった。

それは、チフス菌、つまり私はチフスにかかっていたということだ。

インドでは、マラリア、尿路感染と診断された。いずれも誤診だったということなのか。ここまでなんとも長いみちのりだったことか。

腸チフスって、時代背景が昔の小説のなかでよくでてきた疫病の病名だ。この現代においてまさか自分がなるとは。

抗生物質がなかった時代は恐れられていたが、現代では薬の入手が困難な貧困地域を除いて死に至ることはないらしい。

しかし、一体どこで感染したのだろう。ガンジス川での沐浴なんてもってのほかだし、僻地にいくわけでもなく、値段の高いところで気をつけながら飲み食いし、寝泊りしていたというのに。例外は、やっぱりあの、若いインド人と行ったゴア旅行か。それにしてもあの旅行中はさらに気をつけ、火が通っている熱いものしか食べなかったのに。

またさらに調べてみて、別の意味で日本に帰らなくてよかったとおもった。日本で腸チフスとわかったら法定伝染病ということで入院させられ、しかも隔離されたりするらしい。大騒ぎになっていたかもしれない。

また、腸チフスの合併症として、腎盂腎炎があるらしい。ということは、血尿が確認されたことからもやはり腎盂腎炎にもかかっていたのかもしれない。

さらに質問があるということで、医学用語には自信がないので日本語の通訳もつけてもらい、Travel Clinicのひとの質疑応答に1時間近く電話で答えた。

そして、本来ならば抗生物質を飲み終えて3日間以上あけなければならないところをすぐに検便してしまったことがわかり、再度の検便をPublic Healthに提出することになった。

結果は合計3つ提出したサンプルのすべてにおいてチフス菌が確認された。

これをうけて、Public Healthの担当のひとに、再度Travel Clinicに連絡をとり、治療を受けるようにと指示を受けた。

続く。

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サルモネラ菌がみつかる

16 years ago

前回はこちらから。

トラベルクリニックの医者の指示通り3回分の検便も提出し、10日間朝、昼、夜とこれまた指示されたとおり毎日熱を測った。

すると、おもしろいことに、毎日朝と夜で1度違うことがわかった。朝は36度台後半でも、昼ごろからあがりはじめ夜は37度台後半という日々が続いていた。

3月10日、2回目の診察の日は、それを表にしたものを持っていった。

血液検査の結果は、腎臓はクリアーということだった。腎機能に支障はないようで一安心だった。インドで医者に診断された尿路感染症については、尿検査だけだと、女性の場合膣からの分泌物でそのような結果になることもある、ということで、おわってしまった。

夜測ったときの37度台の熱については、熱とはいえず、38.3度以上を医学的には熱といい、37度台は平熱ということで問題ないという説明だった。

よって、下痢は続いているものの、順調に回復しているということで、治療の必要なし、ということになった。

ただ、まだ時間のかかる検便の検査結果がでていないため、2週間後に連絡するようにいわれた。その結果何かあればまた、そのとき、ということだ。

しかしその夜、熱が高くなった。熱は39度近くまであがった。

そして、その次の日、クリニックから電話があった。

検便の結果、サルモネラ菌が検出されたということだった。クリニックから保健所に連絡する義務があり、驚かないで欲しいが保健所から連絡がくるとおもうが、保健所の支持に従うようにとのことだった。

熱はその後3日間38度の熱が続いた。相変わらず下痢も続いていて、急にまた不安な日々にもどった。

そんななか、インターネットでサルモネラ菌についてくまなく調べた。

そういえば、インドに着いて2週目に激しい食中毒に苦しんで回復するまで1週間かかったたが、そのときの菌かもしれない。排菌に時間がかかる場合もあるらしく、そういうことになっているのかな、などと漠然と考えていた。

しかしそれほど騒ぐほどのことではなさそうだというのに、保健所の指示に従えって、一体何がおこるのだろうか。

続く。

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Travel Medicine Clinicでの診察 その2

16 years ago

前回の続き。

自己判断で違う種類の抗生物質を飲んで5日目の朝、それまで常に38度はあり、たまに39度まで達していた熱が、36度台半ばまで下がった。

あいかわらず下痢は続いていたが、とうとう熱が下がったのだ。

そしてその2日後の3月1日、ERへ行ってから1週間後、ERからの紹介先のTravel Medicine Clinicへ行った。

どこの病院かとおもったら、Toronto General Hospital、階が違うだけで先日行ったERと同じ病院だった。

寒々しくせわしないERとは違い、同じ病院内なのにそこは別世界のようだった。医者が集めたとおもわれる動物の等身大のぬいぐるみが並べられている、幼稚園かとおもわれる待合スペースには誰もいなかった。

予約時間に行くとさほど待たされることなく医者に会えた。

診察室は、額に入れられた京都の金閣寺の特大写真が飾られていた。

40代の女性の医者に、これまでのいきさつや症状を長々と話し、診察してもらった。

すると、彼女は部屋を出て行った。

そしてしばらく待つと、年配の男性の医者が現れた。

きさくな医者で、自己紹介をし、私が日本人だとわかると日本に行ったこともあるといい、日本が好きだといっていた。

インドでの滞在先がバンガロールとハイデラバードだったという話になると、なんと、彼は20年以上前、バンガロールとハイデラバードで医学の勉強をしていたとのことだった。

私たちがゴアにも数日旅行で行った、というと、今度妻がゴアからくるんだよ、と話してくれた。ん???J次郎もこの言葉についてひっかかったらしく、クリニックをでてからふたりの話題になった。

そして、J次郎がインドへ行く前に予防注射をしに行ったクリニックのジェネラルマネージャーをしているという。ここまでですごく頼もしく思えたが、尿路感染症の治療でなにもそんなに熱帯地方の病気についての偉い方に診てもらわなくてもいいのに、とおもっていた。

最初に診てくれた女性の医者はどうやらインターンらしく、私たちに説明している途中、この病名をなんという?などと質問を受けていた。テレビドラマのHOUSEを思い出した。

彼女はどうやらもともとの専門は皮膚科医らしかった。どこの国かはわからないが、強いなまりのある英語を話すので、ネイティブではないなとはおもっていたが、きっと最近移民してきたのだろう。

さて、治療のほうは、またいくつかの検査をすることになった。マラリアの検査もまたするという。医者はマラリアを疑うのが好きなのか。

もしかしたら情報が伝わってなかったのかもしれないとおもい、1週間前にERでマラリアの検査はしたばかりだというと、それはわかっているが、ごく微量のマラリアが残っている場合もあり得るということだった。

2日前に熱が平熱になったことから、よくなっている兆しであろうということで、もう3週間近くも抗生物質を服用しているし、これ以上抗生物質は服用せず、次回の10日後の診察まで毎日熱をはかり様子をみることになった。

そしてその日は1階にあるラボで採血をし、検便のボトルをもらって帰った。

今日もOHIPのおかげですべて無料だった。

続く。

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Travel Medicine Clinicでの診察

16 years ago

前回はこちらから。

ERで一日過ごした次の日、予約をとるべく紹介されたTravel Medicine Clinicへ電話した。ERのほうからもFAXしておいてくれるとのことだったが、そのような情報はきていないとのことだった。

そこでERからの紹介だと伝え、予約を取れたのは1週間後。

ERでは検査しただけで、薬の処方は一切されなかった。ただ、もらった用紙には、熱がひどいときはタイラノールを飲むように、関節に痛みがでたときはすぐに医者に診せるようにとのことが記されていただけだった。

1週間はそのまま放置ということ。

タイラノールは、頭痛や解熱のときの薬で、処方箋なしで買える。

この頃は、熱は常に38度あったが、薬を飲んでも効き目がきれればすぐに熱があがってしまうことはわかっていたので解熱剤は飲まないことにしていた。

肝心なのは、抗生物質だ。一週間も抗生物質なしで、また高熱がでたらどうしよう、一時期のあの状態に戻るのは絶対いやだった。高熱がでて苦しくて解熱剤を飲んでも数時間落ち着くだけですぐにまた高熱に戻るのだ。

ERの前に行ったウオークインクリニックでは血尿も確認されたのに、放置しておいたら、どうなってしまうのか、中途半端に抗生物質をやめて細菌が力をつけてしまうかもしれない、そして、、、、。などとすっかりおびえてしまった。

しかし、これがカナダの医療なのだ。

日本とは違い、おもいたったその日に自分で内科なり泌尿器科なり病院を選んで行くことはできない。カナダでは診察や検査が無料だろうが何だろうが、もどかしいのだ。たかが尿路感染症で、さっさと治療をすすめられない。

医者側にしてみれば、たかが尿路感染症ゆえに急ぐ必要もないのだろうが、患者側にしてみれば、さっさと治療してはやく治してしまいたいものだ。

一度日本へ帰ってきたらどうかという日本にいる母の勧めに、私も本気で日本へ帰って病院へいくことを考えたりもした。

インドと違い、カナダでは日本同様抗生物質は医者の処方箋なしでは買えない。

そこで、自宅に日本で念のためにと処方された抗生物質が飲まずにとってあったのを思い出した。

インターネットでよく調べてみると、尿路感染症の治療にも使われる類の抗生物質だったので、自己判断でのむことにした。2週間近く1種類の抗生物質をのみ、まだ熱がさがらない場合、抗生物質を変える必要があるらしいので、まあいいのではないのか。

続く。

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ダウンタウンでラーメン~KENZO~

16 years ago

トロントにもやっと春がきたかとおもえばまた冬をおもわせる寒い日。ラーメンが食べたくなってKENZOへ。

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ダウンタウンの、YONGE&DUNDASの交差点から程近い便利なロケーション。

日曜の3時過ぎに着いたけれど、店内は込んでいて、一瞬満席か?と焦ったが、奥のほうにも席があり、なんとか座れて一安心。

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↑ 餃子7.95ドル。大きめで食べ応えあり。

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↑ 札幌味噌ラーメン 8.95ドル。

野菜たっぷりそうだったので選んだ。肉はチャーシューではなくひき肉がぱらぱらとのっている。

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↑ とんこつラーメン。8.95ドル。

J次郎はこってりとんこつ。たまたまかもしれないが、何故か上の札幌味噌ラーメンと比べてスープの量が少なかった。

食べ終えた感想として、私は、ひき肉タイプのラーメンがあまり好きではないことがわかったので、次はとんこつを頼もうとおもい、J次郎はボリュームにやや不満を覚え、味見したときスープがとんこつのそれより好みだったとのことで、次は札幌味噌ラーメンを頼もうとおもった。

じゃあ最初から交換すればよかったのに。

とはいえ、味千ラーメンでは、太麺タイプの麺が、どうしても、スパゲッティーを食べているような気がしてしかたなく、スープはおいしいので非常に残念な気持ちになったが、ここは麺はそのようなことはなく、スープもおいしくまた来ることは確実。

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ERで診察してもらう その2

16 years ago

前回はこちらから。

ERの寒い部屋で硬いストレッチャーの上に横になり、ひたすら医者がくるのを待っていると、めがねをかけた中国系の若い女性が部屋に入ってきた。

彼女は医者だった。

再度血圧と熱と心拍数をはかった。38度少し熱があった。再度ひととおり症状や状況を説明し、彼女の質問に答える。と、あ、これは、、、、。といって、ぱたぱたと小走りに部屋をでたかとおもうと、マスクに手袋をして完全武装で戻ってきた。

また問診を続け、終えると彼女はでて行った。

そしてその後またひたすら待つ。

すると、今度は40台前後の男性の医者が部屋に入ってきた。

またはじめから症状や具合について説明する。今朝から数えて6回目。

ひととおりの検査をするが、マラリアのテストもするという。でも、インドで検査したら陰性だったのに、ともう一度説明すると、インドの医者は信用できないんだよ、と、一言。もしやインド敵対国の出身か。

インドで何してたの、と聞くので、パートナーの出張についていっただけ。観光や買い物などしてた。そして、He earns, I spend.と、付け加えた。

これはJ次郎の同僚達と一緒にゴアに旅行に行ったとき、一緒に行った女の子が来ていたTシャツのフレーズで、Dad earns, I spend.(パパが稼いで私が使う)を思い出し拝借してみたのだが、彼は気に入ったらしく、部屋を出て行きながら何度も繰り返していた。

彼が出て行ってからまた時間は経ち、次は若い男性が入ってきた。

短めの金髪の、毛先までしっかりハードジェルで固めていて、テレビドラマのERにでてきそうな感じだった。

採血してもらったが、ひとつボトルを忘れてしまったらしく、2回も針をさすはめに。フレンドリーなひとで、血をぬきながら、なぜインドに行ったのか、などと会話した。出張についていったんだ、というと、彼は何の仕事してるの?と聞いてきた。ITだよ、アウトソーシング。でもそううまくはいかないみたい。だから予定より大幅に滞在が延びてしまったんだ、というと、へえ、そうなんだあ。と、興味深そう。

そして、尿検査と、検便のボトルも持ってきた。

ここで問題があった。このとき、下痢していて、どうやって検便できるのか。それを伝えると、彼は紙製の平らな便器の形をしたものを持ってきてくれ、これで受け止めるようにとのことだった。なるほど。

その後、胸部のレントゲンを撮った。時計は夕方5時を回っていた。

ERの待合室で自販機のオレンジジュースを買っただけでお昼ごはんを食べていなかった。病院内にフードコートはあるが、今の私に食べられるものは売っていない。ひもじかった。ひとりでERに来たことを後悔した。まさかこんなに長時間いることになるとはおもわなかったのだ。

そして、さきほどのHe earns, I spendの男性の医者が再び現れ、マラリアのテストの結果次第で、マラリアだったら数日入院、そうでなかったら帰宅、後日別の医者のところで診察を受けることになる、と告げられた。え、尿路感染症はどうなったの、、、。

また時が経ち、採血してくれた若い医者が結果を教えてくれた。

マラリアではなかった。よって、帰宅。

OHIPのおかげで、ここまでも全て無料。

別のクリニックを紹介するから、電話して予約をとって、後日この紙を持っていくように、と用紙を渡される。

それは、同じ病院内のTropical Medicineという科だった。

これでまた、振り出しにもどったわけだ。そこの医者の診察が受けられるのはいつのことになるのだろう。

マラリアの有無だけでなく、他は、何を検査してそれらの検査結果はどうなるのだろう。異常があれば知らせてくれるだけなのか。

病院をでたのは、夜7時を過ぎていた。朝9時に家をでてからオレンジジュース1杯しか摂取していなかった。長い1日だった。

外にでるとあたりはすっかり暗くなり、雪が降り始めていた。

寒い病室ですっかり冷えきった身体でとぼとぼと家路についた。

続く。

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ERで診察してもらう

16 years ago

前回はこちらから。

Toronto General Hospitalに着き、言われたとおり受付に紹介されてきたことを告げ、持ってきた紹介状の紙を見せると、まずホスピタルカードをつくるように言われる。

そこでカードを発行しているところに行き、そこの受付に事情を説明し紙をみせると、ERと記されているから、ERへ行けという。そこでもカードを発行してくれるとのこと。

確かに、診療科目のところにはER; TRAVEL と書かれてあるけれど。

不安を抱きつつ再びERへと移動。

ERでは、まず受付には名前を書く紙が置いてあり、自分の名前と書いた時間を記入する。この名簿の上から順に名前が呼ばれる。

30分くらい待って看護士に呼ばれ、血圧と心拍数と体温を測り、症状を説明する。

看護士は強い中国語のアクセントがある、仕事熱心に見受けられる女性だが、話せば長い話のところを、話をさえぎったり勝手に解釈することが多く、だから今説明してんじゃん、ということがたびたびあり、いらついてしまった。すると、大丈夫よ、落ち着いてくださいね、などとなだめられてしまった。誰のせいだ。

それにしても、私は本当にERでいいのか。他に私よりずっと辛そうなひとや緊急度の高いひとが大勢いるところなのに。私は緊急な治療が必要なわけではなく、詳しい検査が必要なだけなのだ。

ということは、私はかなり後回しにされるだろう、ということが予想される。

そこで、私は、紹介状をみせ、受付でこの紙をみせたらここにくるようにいわれたんだけれど、この紙にはTRAVELとも書いてあるし、ウオークインクリニックの医者はTRAVEL CLINICを紹介してくれたはずなんだけれど、私本当にERでいいの?と、聞いてみた。

彼女は、いいのよ、それは医者が判断することだし、あなたも具合が悪いから自分でERにきたんだし。心配ないのよ、と励ましてくれる。

ひとの話聞いてるのか。大丈夫なんだろうか。

ERの受付は寒かった。

それからまた待ち、名前が呼ばれると、ホスピタルカードの登録に呼ばれた。オフィスの部屋で住所などの入力とともに、再度ここへ来た理由やら症状やらを聞かれたので、再度説明した。

二人いた看護士が、隔離、隔離とささやいているのが気になった。

そしてまた寒い待合室で待つ。

さらに別の看護士に呼ばれると、処置室のような部屋に連れて行かれた。着替えて横になるように言われ、看護士はすぐ医者がくるから、と言ってでていった。

やはり私は隔離されたのか。部屋の外の廊下にはストレッチャーの上に寝かされ付き添いの家族とともに待っているひとたちが何人もいた。

薄い割烹着のようなものに着替え、硬くて細いストレッチャーの上に横になった。

もちろんすぐに医者はこなかった。

横になっていられるのはありがたかったが、部屋は寒く、かけるものはあったがコットンのシーツだけで、その上から着てきたコートをかけてひとりじっと医者がくるのを待つしかなかった。

続く。

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WALK IN CLINICへ行く

16 years ago

前回の続きはこちらから。

インドより帰国してから4日後、処方してもらった抗生物質が終る日。

それでも依然として38度を越える熱と悪寒が続いている。

しかたなくウオークインクリニックへ行くことにした。

朝9時過ぎに着くと、すでに10人くらい待っていた。本当はもっと早く着きたかったのだが出かける直前になって腹痛がはじまってしまったので予定より遅くなってしまった。

受付で尿路感染症だと告げると検尿の小さなボトルも渡された。尿を入れたらそのまま自分で持ってて、呼ばれたら医者に渡すように、とのことだった。

ところが、トイレに行っても尿がでなかった。つい先ほど下痢で苦しんでいたのでこれ以上の水分はでてきそうにない。

そこで受付のひとに今は無理だと告げると、呼ばれるまでに済ませればいいから、とのことだったが、そんなに短時間のうちに簡単にでてくるものか、明日また出直すのもいやだなあ、などと焦って、持ってきていた水のボトルをぐいぐいと飲み干した。

しかし、私の心配は無用だった。

私の名前が呼ばれたのは、1時間半以上たってからだったので、尿が溜まるのには十分な時間だった。

呼ばれると、診察室の前の廊下へ連れて行かれ、また待つ。ここからまた長いので、隙をみてトイレへと行った。

診察室の前で観察していると、どうやらその日は月曜で平日ということもあり医者は3人いるようだった。しかし、それでいて、なぜこんなに時間がかかるのだろう。私の前には待合室には10人ほどしかいなかった。すでに待合室外で待機しているひとだってせいぜい4,5人だろう。

ウオークインクリニックでも医者が専門に別れているのだろうか。それとも、クリニック開始の時間(患者の受付)と、医者が実際に診察を開始する時間に大幅なずれがあるのではないか、などと勘ぐってしまう。

そのうちやっと診察室へとおされ、まずは看護士のようなひとに事情をきかれ説明する。彼女はそれをPCに入力していく。ついでに尿検査のボトルがあることを告げると、手袋をはめ、その場で簡単な検査をした。すると、尿に血が混ざっていることが判明した。肉眼では見えないが、検査するとわかるらしい。

そしてまた待たされ、いよいよお医者様ご入室。

ここのウオークインクリニックには今まで3回ほどきて2人の医者に診てもらったが、今まで会ったことのない医者だった。

40代くらいの男性の医者で、診察室のドアに貼ってある医者の名前からしてそうではないかとおもったが、英語はネイティブだったが、やはり、もともとはインドおよびその周辺諸国系の出身であることは間違いない。

さきほどの看護士に説明したのと同じことを再び長々と説明すると、熱が20日間、下痢が12日間も続いているのはよくない、ということになり、Toronto General Hospitalを紹介してくれることになった。

そして、さきほどの看護士がすぐに紹介状を持ってきてくれた。この紙を持って、今から病院に行き、受付でその紙をみせるように言われた。

こうして、私はそのウオークインクリニックから歩いてすぐのToronto General Hospitalへと向かったのだった。

時刻は11時を過ぎていた。

ここまでの費用はOHIPで全てカバーされ無料。

続く。

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