トラベルクリニックの医者の指示通り3回分の検便も提出し、10日間朝、昼、夜とこれまた指示されたとおり毎日熱を測った。
すると、おもしろいことに、毎日朝と夜で1度違うことがわかった。朝は36度台後半でも、昼ごろからあがりはじめ夜は37度台後半という日々が続いていた。
3月10日、2回目の診察の日は、それを表にしたものを持っていった。
血液検査の結果は、腎臓はクリアーということだった。腎機能に支障はないようで一安心だった。インドで医者に診断された尿路感染症については、尿検査だけだと、女性の場合膣からの分泌物でそのような結果になることもある、ということで、おわってしまった。
夜測ったときの37度台の熱については、熱とはいえず、38.3度以上を医学的には熱といい、37度台は平熱ということで問題ないという説明だった。
よって、下痢は続いているものの、順調に回復しているということで、治療の必要なし、ということになった。
ただ、まだ時間のかかる検便の検査結果がでていないため、2週間後に連絡するようにいわれた。その結果何かあればまた、そのとき、ということだ。
しかしその夜、熱が高くなった。熱は39度近くまであがった。
そして、その次の日、クリニックから電話があった。
検便の結果、サルモネラ菌が検出されたということだった。クリニックから保健所に連絡する義務があり、驚かないで欲しいが保健所から連絡がくるとおもうが、保健所の支持に従うようにとのことだった。
熱はその後3日間38度の熱が続いた。相変わらず下痢も続いていて、急にまた不安な日々にもどった。
そんななか、インターネットでサルモネラ菌についてくまなく調べた。
そういえば、インドに着いて2週目に激しい食中毒に苦しんで回復するまで1週間かかったたが、そのときの菌かもしれない。排菌に時間がかかる場合もあるらしく、そういうことになっているのかな、などと漠然と考えていた。
しかしそれほど騒ぐほどのことではなさそうだというのに、保健所の指示に従えって、一体何がおこるのだろうか。