WALK IN CLINICへ行く

14 years ago

前回の続きはこちらから。

インドより帰国してから4日後、処方してもらった抗生物質が終る日。

それでも依然として38度を越える熱と悪寒が続いている。

しかたなくウオークインクリニックへ行くことにした。

朝9時過ぎに着くと、すでに10人くらい待っていた。本当はもっと早く着きたかったのだが出かける直前になって腹痛がはじまってしまったので予定より遅くなってしまった。

受付で尿路感染症だと告げると検尿の小さなボトルも渡された。尿を入れたらそのまま自分で持ってて、呼ばれたら医者に渡すように、とのことだった。

ところが、トイレに行っても尿がでなかった。つい先ほど下痢で苦しんでいたのでこれ以上の水分はでてきそうにない。

そこで受付のひとに今は無理だと告げると、呼ばれるまでに済ませればいいから、とのことだったが、そんなに短時間のうちに簡単にでてくるものか、明日また出直すのもいやだなあ、などと焦って、持ってきていた水のボトルをぐいぐいと飲み干した。

しかし、私の心配は無用だった。

私の名前が呼ばれたのは、1時間半以上たってからだったので、尿が溜まるのには十分な時間だった。

呼ばれると、診察室の前の廊下へ連れて行かれ、また待つ。ここからまた長いので、隙をみてトイレへと行った。

診察室の前で観察していると、どうやらその日は月曜で平日ということもあり医者は3人いるようだった。しかし、それでいて、なぜこんなに時間がかかるのだろう。私の前には待合室には10人ほどしかいなかった。すでに待合室外で待機しているひとだってせいぜい4,5人だろう。

ウオークインクリニックでも医者が専門に別れているのだろうか。それとも、クリニック開始の時間(患者の受付)と、医者が実際に診察を開始する時間に大幅なずれがあるのではないか、などと勘ぐってしまう。

そのうちやっと診察室へとおされ、まずは看護士のようなひとに事情をきかれ説明する。彼女はそれをPCに入力していく。ついでに尿検査のボトルがあることを告げると、手袋をはめ、その場で簡単な検査をした。すると、尿に血が混ざっていることが判明した。肉眼では見えないが、検査するとわかるらしい。

そしてまた待たされ、いよいよお医者様ご入室。

ここのウオークインクリニックには今まで3回ほどきて2人の医者に診てもらったが、今まで会ったことのない医者だった。

40代くらいの男性の医者で、診察室のドアに貼ってある医者の名前からしてそうではないかとおもったが、英語はネイティブだったが、やはり、もともとはインドおよびその周辺諸国系の出身であることは間違いない。

さきほどの看護士に説明したのと同じことを再び長々と説明すると、熱が20日間、下痢が12日間も続いているのはよくない、ということになり、Toronto General Hospitalを紹介してくれることになった。

そして、さきほどの看護士がすぐに紹介状を持ってきてくれた。この紙を持って、今から病院に行き、受付でその紙をみせるように言われた。

こうして、私はそのウオークインクリニックから歩いてすぐのToronto General Hospitalへと向かったのだった。

時刻は11時を過ぎていた。

ここまでの費用はOHIPで全てカバーされ無料。

続く。

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