↑ 野生のいちじくの木。黄緑色の無数になる丸いのがいちじくの実。
最近インドで歯科医に通っている。
1年前、日本に里帰り中に急に歯茎が腫れ、レントゲンを撮ってみてもらったところ、歯根が細菌に侵されていることが判明したものの、詰め物が深く入りすぎていて治療ができず、抜くしかないといわれていた。しかし、抜くにはもったいないということで、そのままにしてあった。
それからも、何回か歯茎が腫れて膿がでたり、しくしくいたんだりしたので、どうしたものかとおもっていた。
インターネットで調べていくうち、どうやら日本の歯科医は健康保険で治療すると時間あたりの報酬額が微々たるものになってしまうため、時間のかかる歯根の掃除はやりたがらないらしい。
となると、日本へ帰ったときに、自費診療で根幹治療の専門医にかかるしかないとおもっていた。
ところが、細菌通い始めたホテルの近くのクリニックの歯科医に相談したところ、断られるかとおもったが、根幹治療をしてくれることになった。細菌感染した歯の根の掃除である。
治療が始まり、銀のかぶせ物がはずれた途端、嫌なにおいが広がった。
細菌が蔓延しきっていたようだ。
どうりで痛んだり、歯茎が腫れて膿がでてくるのも当然だ。
その後も、歯に詰めてあったものが取れるたびに嫌なにおいがした。
自分の口のなかにこんなに汚いものがったなんて、なんともおぞましい。
神経は抜いてあるので、歯を削ったりという治療そのものは痛くはなかった。
薬をいれて仮のふたをして、数日たったら様子をみることになっている。
2時間以上かかったが、治療費は保険がきかないので自費で、それでもレントゲンの費用などを含み45カナダドルくらいだった。
ある65歳のカナダ人女性と話していたときのこと。ウエディングドレスを買う、買わないの話になり、彼女はウエディングドレスなんて、買っても無駄!といいきった。
彼女自身と、娘さんたちの結婚式のときの経験からくるその言葉は、迫力があり、説得力があった。カナダでは、ウエディングドレスはレンタルより購入するのが一般的である。娘さん2人のそれぞれのドレスは、結婚式のときに着て、クリーニングにだして(クリーニング代も高い)、そのまま実家である彼女の家にしまってあるという。
しかし、私は、するならリゾートでのウエディングがいいので、となると、レンタルではなく購入となる。
実は結婚式に関しては思い入れもなく、別にしなくてもいいとおもっていたけれど、日本の友人に、しなくて後悔したひとはいるけれど、して後悔したひとはいない、むしろするとしてみたらしてよかったというひとばかりだよ、いうことをいわれ、やっぱりしておくか、という気持ちになっていた。
それで今回、漠然と、できればインドでオーダーメードでウエディングドレスを作ることを考えていた。
そんなある日、ぶらぶらとバンガロールの地元向け繁華街Commercialストリートに向かって歩いていると、Dispensary Roadでショーウインドーにドレスのかかったテイラーをみつけた。
飾ってあるドレスのデザインは古臭くいまいちだったが、店の中に入って話してみることにした。
ドレスを作りたいことを告げ、店内の雑誌のようなパターンブックを見せてもらう。
そのなかからごくシンプルなものを選び、これがいいと伝えると、適した布の種類と何メートル必要かを教えてくれる。
安いので、ロングドレスを2着つくるとこにした。1着は白でウエディングの時に着るつもり。
ウエディングドレスに関しては特にこれといったこだわりもないし、海辺での式になるであろうため、ゴージャスなものではなく、シンプルなドレスでよかったのもあった。
そして布を売っている店に行き、布を購入してくるのだ。
↑ 布を購入した店。色でしばらく悩んだ。布屋で購入した布代は2着分で810ルピー(約19カナダドル)。
布を買って再びテイラーに戻り布を見せると、一目みるなりこれはシルクではないと言われ、大ショック。布を売っている店も教えてもらうんだった。が、後の祭り。
いくら払ったのかを聞かれ、指定されたクレープシルクだったら1メートル500ルピーはするとのこと。私が買ったのは1メートル55ルピー。確かにずいぶん安いと思ったのだが、もうひとつのロウシルクのほうは1メートル125ルピーだったので、そんなものかとおもってしまったのだ。それでも、騙されてシルクの値段を払ったわけではないので、微妙なところ。
返品してこようかと意気消沈する私に、返品は受け付けないだろうし、この布でもできるから心配いらないといわれ、その布でつくることにした。
このテイラーに賭けてみようとおもったのは、常にひっきりなしに客がいたし、非常に無愛想だが、接客そっちのけで目の前の手作業を優先させる姿が逆に信頼できそうな気がしたから。滞在期間が限られているので、期日を守ってくれるかどうかは大事なのだ。さらにできあがってみて、不具合がある場合直してもらう時間も必要だ。
それでも、すごくはやってるのね、と話しかけると、にやっと笑顔をみせた。
できあがりはクリスマス後の28日。23日ころに一度電話をかけて進行具合を確かめることになった。
裏地は用意してくれて、すべて込みの仕立て代2着で3450ルピー。1着あたり1725ルピー(約41カナダドル)。この値段で自分のサイズにあったロングドレスができるのだから安い。
現金で1000ルピーを前金で支払い、後は待つのみ。しかし、正直楽しみより不安も大きいのだった。
トロントでもヨガは人気で、街中でもよくヨガ教室をみかける。
滞在しているホテルのTaj West Endでは、ヨガのクラスがあり、土、日は宿泊者も無料で参加できる。
J次郎はヨガを習うのは初めて。私も日本でスポーツクラブでヨガクラスに一,二度参加したことがあるだけでふたりとも全くの初心者。
本場で、しかも無料でヨガが習えるのはうれしいかぎり。滞在初日にさっそく申し込んだ。
会場はホテル内のベトナムレストラン。
ちなみにここで食事をしたがおいしかった。インドで初めてのベトナムレストランだそう。値段は高め。
さて、ヨガは朝の7時から始まり、一時間。ほかに参加者もなく、完全プライベートレッスン状態。
リラックスしたムードで行なわれ、クラスが終わったあとも先生のヨガを通しての精神世界の話に神妙に聞き入るJ次郎に、次のクラスのときヨガの本とCDをプレゼントしてくれた。
↓ 先生。よくみるとすごいことしている。
以前の私にとってヨガというと、次から次へとポーズをとる、一見ストレッチにみえるが、実はややきつめの筋力トレーニングというものだったが、先生のクラスでは、そのイメージを払拭する。
先生曰く、ポーズをとったとき体の筋肉がきついと感じるのはヨガとはいえない。ヨガはもっとリラックスして行なわれるべきもの。と説明してくれた。
先生のクラスでは、無理のないポーズをとり、ひとつひとつのポーズを終えるたびに、体をリラックスさせ、一呼吸おく。
私は体調を崩し先週末は参加できなかったが、この調子で週末だけのクラスでも続けて行っていくつかのポーズを体得したい。
そしてトロントに帰ってからも、毎日の生活に取り入れられればとおもう。
おなかの具合もだいぶよくなり、しばらく控えていた紅茶もやっと解禁。
さすが原産国、インドでは紅茶がおいしい。ロンドンでもそうだったが、ミルクティーを頼むと、紅茶とともに温められた牛乳が添えられてくる。
朝食後ダージリンティーをゆっくりと飲みながら、新聞に目をとおすのが朝の至福のひととき。
そんな日曜の朝、セールの広告が目にとまった。
2日間限りの主にブランド品のセールで、会場は滞在しているTaj west End からはほど近いところにあるHotel The Lalit Ashoka。
歩いても10分のはずだった。
が、持っていた地図がまたもや役にたたず道に迷い、通りすがりのひとに道を聞いていたところ、それを聞きつけ、20ルピーで連れて行ってあげる、というオートリクシャに半信半疑で乗り込むも、無事に到着。
ちなみに帰りも、すぐ近くということはわかっていたので、声をかけてきたオートリクシャに、20ルピーしかないんだけど、と言うとそれでよいと乗せてくれた。実際細かいのが20ルピーしかなかった。オートリクシャでは、お釣りはないものとおもったほうがいいのだ。
しかし、着いたところは正門ゲートよりぐっと手前の、Taj West Endの従業員専用出入り口。だから20ルピーで快く了解したわけだ。少々もめた後、その先の正門まできちんと乗せてもらった。
さて、会場は、ホテルの裏手の倉庫みたいなところで、中は混沌というか、雑然としている。トロントでよくみかけるWinnersがもっとごみごみした感じ。
商品は値段とサイズ別に分かれているだけで、その中から根気よく探す必要があり、疲労困憊もするが、廉価で掘り出し物がみつかるチャンスなので、宝探し感覚でわくわくする。
本物かどうかはわからないが、シャネルやヴィトンのバッグが無造作に並べられている。アバクロの服がグッチやバーバリーと同じ値段カテゴリーのところに入れられていた。
このようなアウトレットのこつは、例えTシャツ一枚でも面倒臭がらず試着すること。
これは、サイズの確認だけでなく、品質の確認になるのだ。よくチェックしたつもりなのに、試着してみてはじめてわかる、洗濯してもおちそうもないひどい汚れや穴、縫製の不具合からくる破れなどが発見されることがある。
せっかく良い買い物したとおもってもB級品以下の不良品ではしかたない。
そして服の裏側についている品質表示のタグなどもみて素材のクオリティーもしっかりチェック。たまにブランドネームのタグだけくっつけた商品も混じっているのだ。
トップスが3枚で750ルピー(カナダドルで約17ドル)のなかから自分用にラルフのポロなどを買う。
J次郎はバナナリパブリックの麻のシャツと、GUCCIのネクタイをみつけ買う。
ネクタイは1500ルピー。カナダドルにして約35ドル。
そして、実は次の日も行き、ポロシャツなどをここぞとばかりにため買いした。それでも1枚あたりカナダドルで5~6ドルくらい。
インドは買い物が楽しい。
↑ バナナの花と実。食べごろにはもう少し時間がかかる。
バンガロールは、2週間前に到着したときに比べぐっとすごしやすくなった。
日中はからっと晴れ、湿度も少なく暑いがさわやかで快適な日々。
手洗いしている靴下も室内に干しておいて前は2日以上かかったのが、今では次の日には乾くようになった。
ホテル暮らしの日々、下着や靴下、シャツなどは手洗いしている。
こんなとき重宝するのが麻のシャツ。コットンのシャツに比べて乾きが断然早い。
そして8割方乾いたところでアイロンをかけるときれいにシワもとれ都合がよいのだ。
暑い夏に涼しい素材で、J次郎も私も麻素材のシャツは積極的にそろえている。
我が家の旅行のときの持ち物リストに洗濯洗剤がある。
長期の旅行の場合、洗濯洗剤を持っていく。現地でも売っているが、すぐに手に入るとは限らないし、少量だけ買えるとも限らない。
下着などは手洗いすると持っていく荷物も減り、スーツケースにお土産分のスペースが空く。
インドに旅立つ前に、カナダで洗濯洗剤の無料クーポンが当たった。
いわゆるモニターで、ブログをやっていてよかったとおもうとき。
インドにも少し持ってきた。
洗い上がりもよく、手洗いしても手にやさしい。
このようなナチュラルな洗剤は、アトピーの私にはうれしい限り。
やっぱりインドにもってきて良かった、口内炎の薬。
薬の消費期限が過ぎ廃棄したころにできる口内炎。子供のころから口内炎に悩まされてきたので口内炎歴は長く、それでも常備している。
去年インドに滞在したとき、食べるのもおろか、いたくて話せないほどの口内炎ができ、治るのに随分時間がかかって困った。その間はせっかくの本場のインド料理も楽しめなかった。薬をもとめて薬局に行っても首を横にふられるばかりでついに見つからず、ひたすら痛みを我慢した苦い経験があったので、今回はしっかりと常備薬として持ってきた。
やっとブログ再開。
インドも3回目で油断したらしくいまだかつて経験したことのないくらいひどい下痢に苦しんでいたのだ。
インドではおなかがゆるくなりがちだから、初日はいつものことだと軽くみていたものの、2日経って状況は悪くなっていた。3日目が一番ひどかった。腹痛もひどく、部屋にこもってベッドでひたすら安静にしているしかなかった。
体も衰弱してくるのを感じ、もしかしたら赤痢?コレラ?などとさすがに不安になったが、インターネットで調べるとそこまではひどくないことがわかった。しかし心配だったので下痢について調べると、絶食するのが効果的とあった。水さえしっかり補給していれば、一日くらい食べなくても死なない。
そこで、食欲もあまりなく、食べる量が少なくなっていったので、おもいきって絶食することにした。
おなかが空き、胃が空腹でぎゅるぎゅる鳴っているが、食べても辛いだけなので何も食べずにひたすら水だけで丸一日過ごした。
そして24時間経過し、だいぶ楽になった感じがするので絶食はやめ、塩分を補うためルームサービスでチキンスープを頼み、少量のパンを口にした。
その後少し時間をおいて下痢のときによしとされているバナナとりんごも食べた。りんごはすりおろしがいいとされていたが、ホテル暮らし故すりおろしたりんごは望めなかった。
ところが、このりんごがいけなかった。しばらくして猛烈に胃に違和感を覚え苦しんだ。
吐き気がして、結局胃のなかのりんごをすべてもどしてしまうまで吐き気は続いた。
わかったこと。絶食は効果あるが、絶食明けを甘くみてはいけない。
りんごやはりすりおろしがよかったようだ。
どうやら私がおもうよりずっと胃腸が弱っていたらしい。こんなときおかゆがあれば。日本の食べ物が恋しくなるときだ。
それからは反省し、胃に負担をかけないような食べ物を慎重に選び、十分すぎるほど咀嚼してから飲み込むようにした。
そうして毎日少しずつ回復していった。
まだ完全には回復していないが、つらく苦しい1週間だった。
せっかくのインド滞在の貴重な1週間を失ったが、気になる体重は1キロ近く減ったので、女子的にはよし。
私とJ次郎は別々の飛行機で、わたしはインドのバンガロールの空港でJ次郎を4時間以上待つ必要があった。
こういうときこそ飛行機が少しぐらい遅れないかと期待したが、時間どおりに到着。少しでも時間をつぶすため、わざとぐずぐずとして飛行機を最後に降り、入国審査も最後尾に並んで時間を稼いだ。
いつもはひどく待たされるのに預け入れ荷物もすぐでてきた。
そこで荷物受け取りと同じ場所にある免税店に寄ってみることにした。香水からお酒、タバコ、ビデオカメラまで置いてある。
店内をぶらぶらとしてみつけたのはウオッカ。スエーデン産で、1リットル15USドルだが、2FOR12$となっている。まさか2本買うと1本あたり6ドル!?念のため店員に聞いてみると、そのとおりだという。
インドではお酒やタバコが安い。マルボロは一カールトン17USドル。空港内の免税店では品質も信用できるので、いつも出国する際にお土産に買っている。
しかし、お酒の場合となるとインドからさらに別の国を経由となるため、出国のときにインドの空港内では買うということはできない。それで市内のスーパーでラムなどを買って、チェックイン荷物のなかにあらかじめ梱包して持ち帰っていた。それでもヨーロッパやカナダの免税店で買うよりずっと安いのだ。
さて、普通免税店というと、飛行機の搭乗待ちのエリアにあるのに、この免税店は入国したひとたちしか通過しない場所にある。
他国からインドを経由して別の国に行くひとたち用かとおもっていたが、聞いてみるとわたしも買えるとのことだったので、カナダに持ち帰る用に迷わず購入した。
カナダ在住の身にはありがたい。
日本に住んでいたときは、ディスカウントストアで安く買えるし、運ぶのも重たいし海外旅行へ行ってもお酒を買って帰ったりはあまりしなかった。
が、カナダに住むようになって、海外旅行のたびにせっせとお酒を買ってストックしている。そして消費するのはもっぱらJ次郎である。
その後心配していたJ次郎待ちも、新聞を読んだりして到着ロビーで問題なく時間を過ごせた。わたし以外にも、朝を待っているのか長時間過ごしているひとも少なくなかった。
とうとう旅立ちの日はやってきた。
トロントからインドのバンガロールへの飛行機はエアフランス。
↓ トロント、パリ間夕食。
ほかにもチキンが選べたが、消化によさそうなパスタを選んだ。クリームソースのパスタにツナとひよこ豆のサラダ、チーズとブラウニー。
朝食にはマフィンとヨーグルト、フルーツがでた。
↓ パリ、バンガロール間の昼食。
クリーミーなインド風の味付けのチキン、ズッキーニのサラダに添えられているのはチーズのパフのようなもので、カマンベールチーズにデザートはレモンタルト。
↓ 軽食は、麦のサラダとフルーツ、クリームチーズ。
食事の前にはメニューが配られる。パンは個包装ではなく、バスケットに入っているのを差し出されて自分でとる。食事はおいしかった。飲まなかったがワインなどのアルコールも無料。
また、最近はアメリカの航空会社ばかり利用していたが、フライトアテンダントはジャイアンのママとしずかちゃんのママくらい違うのを感じた。年はそう違わないとおもわれるが、皆さん女らしくきれいにしていらっしゃること。
エージェントから電話がかかってきたのは前日の日曜の午後のことだった。
先週ある映画のエキストラ仕事をしたときに俳優らがエレベーターに乗り込むシーンがあった。そのとき彼らのすぐ近くに立つように指定され、最後に名前をきかれたので、おそらくその続きのシーンの撮影があるのだろうとおもわれ、エージェントに私とJ次郎の名前を指定されて仕事の要請があったのだった。
撮影の日は月曜日。詳しい開始時間がわかり次第連絡すると言われたが、エージェントから再度電話があったのは夜の10時を過ぎていた。
午後に話したとき、これから2ヶ月はインドへ行くため仕事ができない旨を伝えたので、もしかしたらキャンセルされたのかな、とおもっていた。ちなみにエージェントの話によると、1、2月は撮影があまり行われなくなるが、今は撮影がまだ繁忙期ということなので、残念だった。
そして、撮影の時間については、その時点ではその日の撮影が終了していないため、依然としてわからないという。次の日の朝また連絡をすることを約束してくれ、私たちは眠りについた。
先週の撮影現場はオフィスビルだったのに、平日に撮影が行われるというので、いったい何時になるのだろうかと不安におもっていた。
結局エージェントから電話があったのは当日の朝で、集合はお昼の12時半ということを告げられた。場所は変わり、オフィス街からぐっと離れ、やや辺鄙なところになった。
自転車で行きたかったが、荷物もあるし、撮影が終わるのが夜中の2時過ぎになる可能性もあるので、地下鉄とストリートカーを乗り継いで行くことにした。
着いたのはToronto Film District。いわゆる映画の撮影所。
同じバスに乗り合わせた人たちが、私たちと同じ映画の名前を話題にしていたので、そのひとたちの後をついていった。入り口ではセキュリティーに映画の名前を告げで敷地内へ入れた。
IDや、映画に参加している証明のようなものをみせずにあっさりと入れたので少し拍子抜けした。今回の映画にはトムクルーズやレオ様のようなスターが出演していないからなのだろうか。
倉庫のようなだだっ広い建物の中へ入ると、先週の撮影現場のオフィスビルのなかのエレベーターホールがそっくりそのまま再現されていたのには感心した。気分はすっかり社会科見学。
今回は呼ばれたエキストラも少なかったので、撮影のスタッフと同じ食事がもらえた。食事はブッフェで、もちろんスタッフが先に取った後になるのだが、たっぷりと用意されていたので問題はなく、おいしくいただいた。
さて、撮影のほうは、今回はあまり出番はなかったが、それでも終わったのは9時半。J次郎に日本語を教えたりして時間をつぶした。給料は拘束時間に対して払われるので、ほぼ一日控え室で過ごしても給料は支払われる。実はこの日はJ次郎の体調があまりよくなく、かえって出番が少なくてよかった。
普段は在宅ワークだが、金曜日は久々に職場へ行き、仕事の後同僚と飲みにいったが、そのうちの仲の良いひとりがH1N1インフルエンザにかかったとのことを聞いたのは次の日の月曜のことだった。
この映画が封切られるのは2年くらい後のこと。わざわざ劇場へは足を運ばないとおもうが、機会があったらみるとおもう。
追記:その後映画は無事上映され、映画館でみた友達から映画にでててびっくりしたよ、と言われるほどはっきりと映っていた。