インド滞在中にテロ

15 years ago

仕事の都合で12月5日の帰国を17日まで延ばすよう、会社から正式に要請があり、J次郎は飛行機のチケットの変更をし、ホテルの滞在の延長もした。

そしてその夜、いつものように仕事から深夜にホテルに帰ってきたJ次郎は、いつもは開いているゲートが固く閉ざされ、ホテルの車で帰ってきたのにもかかわらず、車ともども厳重なチェックを受けた。空の弁当箱の中まで開けたそうだ。

翌朝、毎日部屋に届けられる新聞をみてその理由を知る。

今回のインド滞在でもテロが起こったのだった。場所は都市としてはハイデラバードより一番近い、商業都市ムンバイである。ただ400kmは離れているとはいえ、標的になったのが、外国人であること、高級ホテルであることなど、決してひとごとではないのだ。ここハイデラバードもIT都市として、外国企業がこぞって拠点をおいているし、今私達が滞在しているTaj Deccanもビジネスホテルとして各国から人々が滞在している。大きな広間があるので、連日のように企業の会合が開かれ、日本語も聞かれる。

前回もやはりJ次郎を追って私がバンガロールへ到着した当日に、バンガロールでもテロが起こり、J次郎の会社は大騒ぎとなった。自身も数週間後に数日間のバンガロール滞在を控えたアメリカ本社の重役は神経質になり躍起になって現地の情報をJ次郎に求めてきた。私やカナダ人のJ次郎からすればアメリカだって怖いのに。

今、滞在しているTaj Deccanの入り口、車寄せの脇には大きな銃を携えた若者が立っている。

Taj Deccanにて

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