マラリアと診断される

14 years ago

mararia

私がブログを長らく更新しなかった場合、PCに問題が起きたか、私自身に問題が起きたかのどちらかであるが、今回は後者の場合。病気にかかってしまい高熱に苦しむ日々を過ごしていたのだ。

以下は、およそ2ヶ月にも及ぶ闘病記になる。

それは2月1日月曜日のこと。朝起きるとめまいがし、ふらつく。J次郎のシャツにアイロンをかけるのも辛かった。

それでも朝食はしっかりと食べられたし、軽い貧血だろうとおもいその日は普通に過ごした。

次の日の火曜は、寒気がして、昼食にこれといって食べたいものがなく、GVKモールのフードコートでジェラートを買って食べた。その夜頭痛がしたので頭痛薬を飲むと体もすっきりした。

水曜日。熱が出始めた。

夜には高熱になった。夜中に大量の汗とともに解熱し、その後寒気に襲われた。そして再び高熱がでる。

これを毎日繰り返した。

このころにはまだわずかに食欲もあってアイスクリームなどの口あたりの良いものは食べられていたため、風邪だろうとおもい、十分に熱をだしたら次の日には治るだろうとおもっていた。

しかし、日曜の午後になっても一向に治る気配がないので、J次郎がやっと仕事が休みになったこともあり医者を呼んだ。

ホテルのフロントに連絡すると、提携している医者が20分で来てくれた。

自分で車を手配して病院まで行かなくてもいいのはありがたい。

ちなみに一回の医者の往診費用は500ルピー。

症状を伝え、問診の結果、なんと、マラリアということだった。

J次郎も私も一瞬目が点。

蚊をみればやみくもにマラリアとみなし、昼間でもサンダルははかず靴を履き、ロングパンツに五部袖丈のシャツがインドでの定番のスタイルだった。それでも数回さされたのだが。

その数回のうちのどれかが憎きハマダラカだったというわけか。

こうして3日間のマラリア治療がスタートした。

日本だったら即入院だろうが、ここでそんなことはしたくない。

こんなときのためにと持参していたMALARONEという薬を1日1回4錠飲む。

実はこの薬、初めてインドに来たとき、マラリア予防薬としてJ次郎に処方されたもの。

薬の副作用に耐えかね、J次郎は数日飲んだだけで挫折してしまったが、処方してくれた医師よりマラリアの治療薬としても使えるので取っておくように指示があったため、インドへくるときはいつも持ってきていた。

それがまさか本当にこうして役に立つ日がやってくるとは。

往診に来てくれた先生は、参考にと薬の説明書を持って帰っていった。

副作用が強いということで相当怖気づいてしまっていたが、これを飲めば楽になれるんだ、そうおもって毎日がんばって飲んだ。

飲んだ後に強烈な吐き気が襲ってくるので、吐き気止めも追加で処方してもらった。

高熱、発汗、寒気の周期も初期は一日に1周期だったのが3周期になっていた。

髪がびっしょり濡れるとほどの大量の汗とともに熱が下がると、少しからだが楽になるものの、すぐさま強烈な寒気が襲ってきて、熱がぐんぐんあがっていくのだ。

このころには食事も一日にわずかな果物とジュースのみしか食べられなくなっていった。だんだん体が弱っていくのがわかった。

続く。

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