グルーポンで一年間通い放題のレーザー脱毛を購入してみたら

2 years ago

あれはちょうど2年前、日本で美容脱毛サロンのミュゼプラチナムの100円レーザー脱毛というのを半信半疑で試してみたことがあった。

それは、100円で、ひじ下2回、ひざ下2回、IOライン2回、さらにわきの下とビキニラインは2年間通い放題というパッケージだった。施術してくれたスタッフの方たちは感じよく、丁寧にしてくれて、クリニックもきれいで気分よく通えて、しつこい勧誘もされることなく、しかも本当に100円だった。

コロナのせいで帰国できなくなり、結局できたのはひざ下1回、ひじ下1回、IOライン2回、わきの下とビキニラインは3回とすべて通えずに有効期限切れとなってしまったが、100円でこれだけできたのでもう大満足だった。脱毛の効果もしっかりと感じられた。

そしてwithコロナの時代に入り、カナダでもレーザー脱毛に挑戦してみようという気になったので、歩いて通えて、安い、という理由でGROUPON上でクリニックをみつけ、購入を決意。GROUPONだと、クリニックの倒産など、何かあった場合に返金の交渉の余地があるのだ。

今回買ったのは、1年間通い放題のパッケージで199ドるだが、グルーポンが25%OFFのセールを出す時を待って購入したので、払ったのは149.25ドル。そして、RAKUTENのサイトからGrouponで購入したのでさらに4%のキャッシュバックがもらえる。

一年間通い放題とはいっても、予約できるのは8週間ごとなので、実質1年間に最大6回しかできないことになる。つまり、1年間通い放題、というのは、1年以内に6回と言い換えることができる。

脱毛エリアはひざ下とブラジリアンを選ぶことにした。でも、ブラジリアン(後ろは除く)という記載にひっかかりを感じて、カウンセリングのときに聞くことにして、さっそくカウンセリングの予約を取った。

 

当日、クリニックを見つけて、ここか、、、。なんともいえない嫌な予感が。店構えが薄暗いというか、薄汚い印象。

そして、その予感的中はしてしまった。

 

その方は最初はにこやかで明るく感じよかった。でも、カウンセリングを受けて、この人からは追加では絶対に買わない、と決めさせるものがあった。

施術エリアはどこかと聞かれて、決めてない、というと、あきれた顔をされる。そして、パッケージに含まれるエリアのリストは、Groupon上に載っていることだから知らない、Grouponは始めたばかりだからわからない、自分で携帯で調べろ、というので、携帯で調べ始めたところで私の携帯を許可なくひったくって操作し始めるが、うまくできない。それで私が携帯を取り戻してページを開くと、また私の手から携帯をひったくり説明を始める。全然私に返さずリストが読めないので、携帯返してと言ってやっと返してもらった。ここで、ブラジリアン(後ろは除く)ってどういうこと?と質問したら、バックのこと、と繰り返すだけで、どこからかバックなのか、という明朗な説明もできない。本当はブラジリアンが希望だったのだが、ブラジリアンはここでするのはやめることにする。

ひざ下とわきの下とひじ下に決めたことを告げると、ここからセールス開始。

中国人はバックを含んだブラジリアンにこだわるのよね、とブラジリアン脱毛のセールスが始まる。確かに見た目は中国人も日本字も同じなのだが、はなから中国人と決めつけてかかるひとに初めて遭遇した。たいていの人はあなたは中国人?とか聞くのに。

彼女の提示したのは、フルのブラジリアン6回で330ドル。この価格はすごいお得で今だけ、他ではみつけられない、とかセールス猛プッシュ。以前に営業や販売職をしていた私は、消費者をコントロールする心理テクニックの知識はあるので、きっぱりとお断りすることができた。

そして、TAXの支払い。GROUPON上では追加でTAXの支払いがあることにについて明記していなかった。

 

私はオーナーじゃないから、売り上げには関与しないなどと言っていたがその後の態度の冷たいこと。

今日はカウンセリングだけかと思っていたが、今日から始めるという。そうか、そういう仕組みだったのね。事前説明もなにもないから、わからないよ。注意事項や気を付けることなどの説明は一切なし。カウンセリングという名目のセールスだった。ミュゼプラチナムでとても丁寧に詳しく注意事項など説明を受けていたので必要もなかったのだが。

カーテンで仕切られたブースに案内されるとキッチンペーパーが敷かれた施術台があった。服をまくって台の上に寝ろ、という指示。

スキニージーンズと長袖Tシャツの上にセーターを着ていた私は服をまくりあげるだけではすまなくて、ブラとパンツだけになるしかない。それで脱ぎ始めところで、カーテンの向こうから、まだ?私ここで待ってるのよー-!!、とずーっ急かされた。靴下も脱がなきゃいけないんだから時間かかるよ。

台の上に寝ると、脇をあげろ、と言って、わきの下に無造作にブチュっとジェルをかけた。塗り広げるようなことはせず、そのまま機械を当てていく。まあ、機器で塗り広げても同じことだよね、思っていたら、熱い?暖かい?どっち?と聞かれる。熱くはないです、と答えておいた。

そして、腕差し出して、というのでさしだしたら、腕にはジェルを塗らずに機器で皮膚の表面をサーっと何回かこすって終わり。5秒くらい。あ、ジェル塗らないんだ、と驚いた。足にもジェル塗らず。レーザーによる痛みにはないが、こすり方が早いのでくるぶしに機器が当たって痛い。何とも雑な施術に、さっきお断りして本当に良かった、と心から思った。

こうしてあっけなく終了。ほんとにこれで効果あるのか。今となっては施術台の上のキッチンペーパーはきちんと替えられていたのだろうか、などと思ってしまう。

ああ、あと5回もここにこなくちゃいけないんだ、まあ2か月先だし、次は別の人が施術してくれればいいな、などと思いその後スーパーで買いものしてたらふと、気が付いた。あれ、腕時計してない。急いでクリニックへ戻る羽目になった。

服脱ぐときに急かされまくったから、きっとコートのポケットにいれて、また着るときにすべり落ちてしまったのだろう。

クリニックに戻ると、愛想のよい顔で迎えてくれたが、私だと認識すると笑顔が消えた。しかし、床にはいつくばって探してみてもみつからない。そこで、ふっとジーンズにお尻ポケットがあることに気が付き、ポケットの上から触ったら時計の感触がした。あるではないか。とほほ。

家に帰ってあらためてGrouponをチェックしてみたら、このクリニックはカスタマーレビューを載せていなかった。それでも、YELPでは見つかった。レビューを読んでいると、皆きっと同じような体験をしたんだな、ということがわかる。良いレビューはリアリティーさがなく、やらせレビューっぽい感は否めない。ははー、だからGOUPONでレビューを載せていなかったんだな。しかも、グルーポンは始めたばかりと言っていたが、GROUPONを通して買ったというひとが2年前にレビューしていた。

Grouponにレビューを載せていないところは要注意という良い教訓が得られた。

 

客寄せのためのお試し価格なので値段が激安で、さらにGROUPN側にマージンをとられるので、店側にとってGrouponだけの客は利益がとれないのは理解できる。

ただ、永久脱毛は6回では終わらないので、試したところで今後もここに通いたい、知り合いにも紹介したい、と客に思わせるように工夫をしなければその後の利益にはつながらないというのが理解できないのだろうか。期限に終わりのあるレーザー脱毛以外に、ボトックスといった継続が必要な他のサービスも提供しているのだから。

現に、私も、きっかけはGROUPONで試してみて、その後通うようになった店も少なからずあるのだ。

 

さて、もう払ってしまったので、それでも1年間は通ってみるつもり。予約がちゃんと取れてあと5回無事に通えるのを祈るばかり。

 

↓GROUPONのキャッシュバックが受けられるサイト。

RAKUTEN

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