
THE ADDED TOUCHという会社のクリスマスに向けてのギフトのカタログが郵便受けに入っていたのは2年前のことだった。梱包されていないむき出しのカタログには、あて先の欄に、以前の入居者の名前と、その下に付け加えて、もしくは今現在の入居者の方へということが書かれていた。
このようなカタログ販売では意外な、へえっと関心するようなアイデアものや、笑えるような商品があり、買うつもりはなくてもひとときの暇つぶしになるので、自宅へ持ち帰った。
ページをめくっていてみつけたのが、自宅で椎茸栽培ができる商品だった。
そのときは買おうかどうか気になっているうちに時間がたち忘れてしまっていた。
そして一年後の、この前のクリスマスに向けてのカタログが再び送られてきて、また椎茸栽培の商品が載っているのをみつけ、ついに買ってみようか、という気になった。
それでも迷っていた。商品自体は30ドルだが、送料だけで8.50ドルもし、消費税を加えると、43.51ドルにもなってしまう。
それでも、生の椎茸は普通には手に入らないこともあり、散々悩んだ挙句、ものは試し、ということでオーダーした。

しばらくして、10cm×40cmくらいの丸太が届いた。見た目よりは軽い。
説明書があり、6時間水に浸す、と書かれている。水に浮くので、上の写真のように水の中にいれ、さらに水を入れた鍋で上から重しをした。
その後は、トントン、と固いところに上から軽く落とすように振動を与える。
庭で、土の上で育てるのが理想らしいが我が家はアパート住まいなので、受け皿の上に乗せ、直射日光の当たらない場所におく。
そして乾かないように気をつけると、数日で椎茸が生えてくるらしい。
果たして本当に椎茸は生えてくるのか。もとはとれるのか。

日本ではサーティーワンアイスクリームとして子供のころ食べていたBaskinRobbinsにて、以前から気になっていた抹茶アイスクリームを試してみた。
一口食べると緑茶の香りがした。上の写真ではみえないが、よくみると、茶葉が混じっているのがみえた。
日本で抹茶の味のするアイスを食べたのはもう何年も前になってしまうので他とは比べようがないが、BaskinRobbinsの抹茶アイスは意外においしかった。
私にはそのおいしさが理解できないチョコミントを、いつも必ず頼むJ次郎が選んだのは、名前からして甘そうなPistachio Almond Fudge。見た目はチョコミントっぽいけれど。そして本当に、すごーく甘い。ピスタチオのアイスは好きだけれど、これはさらにダークチョコレートとアーモンドファッジが加わり、濃厚かつ激甘。一口もらって味見してから抹茶アイスにもどると、抹茶の味がわからなくなるくらい。
J次郎本人はその甘さがシングルスクープで十分満足できるので気に入ったよう。
さて、抹茶味は次から頼む私の定番になりそうだ。ずっとあれば、だけれど。
Best BuyがPREFERRED CUSTOMER SALEと称してオンラインでたった16時間限りのごく短時間の特別セールを行っている。店頭でのセールは3時間だけですでに終わってしまった。
滅多にセールにならない我が家のCanonのプリンターのインクも少し安くなっていて、ちょうど切れていたインクもあったので、ストック分も合わせてまとめていくつかオンラインで注文した。
配達は自宅ではなく最寄のBest Buyを選べば無料になる。特に急ぎではないし、自宅配送を選んでも受け取れる時間にそう差はない。
尚、Best Buyはreward zoneという会費無料のポイントカードがある。FutureShopより断然Best Buyで買い物をすることの多い我が家でもポイントを溜めていて、今までにも10ドル分の割引券と交換できた。
我が家ではBoxing Dayセールの日には早起きして必ず寄る店のひとつである。

以前テキストメッセージを送って携帯電話の画面のクーポンを利用したことのあるHeroBurgersから、新たに携帯クーポンが届いた。
このクーポンを受け取ったのは私が日本へ行く直前で、帰ったら一緒に行こうと約束していた。
今回は、コンボをひとつ買うと、同じハンバーガーがひとつ無料になるというもので、2月28日(2009年)までである。すっかりHeroBurgersの大ファンになったJ次郎と早速行ってきた。
J次郎の好きなPeamealBaconのバーガーを頼んでみた。ポテトとドリンクのコンボで9.35ドル。
PeamealBaconは厚みがあり、さらにボリュームのあるハンバーガーになったが、今回はコンボひとつで、ポテトはシェアしておいしく食べた。
ただポテトは前回食べたときのほうが熱々でさっくりしていた気がするので、作るひとによるのかもしれない。私たちの他には客はいなかったので忙しいわけではなかったとおもうけれど。
携帯で51051に、HEROとテキストメッセージを送るとまもなくクーポンの画面が返信されてくるが、ただ使える時間が限られていて、毎日2時から5時までのみ、店頭で見せると特典が受けられる。
私たちはいつもと同じ地下鉄King駅よりすぐの、Yonge Streetにある店へ 行ったが、今日も店員の態度が愛想よく、居心地よくすごせた。
日本へ帰国する航空券はYorkvilleにあるIACEトラベルでとってもらった。
その時、一月のキャンペーンということで、自宅⇔空港間の荷物宅配の片道が無料になる券をいただいた。
カナダから日本へより、日本からカナダへ帰るときのほうが圧倒的に荷物が多く、預け入れ荷物が2つになるので、荷物のひとつは自分で運べるとして、残りのひとつを自宅から空港までの宅配を利用した。
荷物が多くなるときはいつもダンボールを現地で調達して詰めて持って帰るので、今回も近所のスーパーで頑丈そうなダンボールを調達し、体重計の上に乗せて規定の重さぎりぎりまで詰め込んだ。ダンボールだとそれ自体がスーツケースと比べて軽いので、たくさん詰め込める。
QLライナーの規定と航空会社の預け入れ荷物の規定には差があるので注意しなければならないが、電話一本で出発の前日に佐川急便が集荷に来てくれ、ただ持っていくだけで特に重さを量ることもしなかった。
空港に着いたら無料券を渡し、荷物を受け取り、あとは航空会社に預け入れ荷物としてチェックインするだけだった。
QLライナーのWEBサイトをみると、WEB限定料金があり通常料金より安くなるが、IACEトラベルのWEBサイトでは、さらに安い料金のクーポンがダウンロードできるようになっている。いつまで掲載されているかはわからないが、1700円で自宅から空港まで運べるのだったらまた利用してみようとおもう。
日本よりカナダへ戻ってきて、やっとランディングを済ませた。
移民局よりパスポートとともに送り返された、提出した書類一式を念のために持参したが、必要はなかった。
審査官は、君何度も、何度もカナダに入国してるねえ、と言い、いくつか質問した。
英語はどこで学んだのか。
彼(スポンサーであるJ次郎)の名前は。
彼はカナダ国民か。
彼の誕生日は。
彼とどこで知り合ったのか。
彼と結婚するつもりはあるのか。
最後の質問で、私は答えにつまってしまった。私たちはコモンローでの関係で申請したが、正直結婚しなくてもこの先ずっとコモンローでもまあいいか、などと考えていた。
ええっとぉ、、、。などといっている私に、審査官は、将来的には結婚を考えてはいるんでしょ?とさらに聞くので、曖昧に、ええ、まあ、などと返事をすると、とにかく今はコモンローということだね、と言われた。
そして、書類にサインし、カナダへようこそ、などと言われ、PRカードが届く説明などを受けた。
さらに隣の部屋のようなところへ行って、OHIPやSINカードの取得の説明書や職探しなどのパンフレットをもらい、それらと一緒にカナダマークのボールペンを面白いデザインの青いナイロンのバッグに入れてくれた。
後ろで誰かがすすり泣く声が聞こえたので、振り返ってみると、金髪の若い女の子が2人の係員に両腕をしっかりとつかまれ出口へ向かって歩いて行くところだった。だって私知らなかったの、と泣きじゃくりながら言い、係員のうちのひとりが、大丈夫だよ、君のせいじゃないよ、などと声をかけていた。

↑ デトロイトの空港
今回日本への帰国はノースウエスト航空を利用した。

離陸してから最初の機内食。
牛肉とブロッコリーの中華風の炒め物に白いごはん、チキンナゲット、サラダ、パン、チョコレートケーキ。又は、チキンのプレートも選べた。

昼前に着く便だったので着陸前の食事は朝食になる。
焼きそば、フルーツ、デニッシュパン。もしくは、キッシュとソーセージとマッシュポテトのものが選べた。行きの飛行機で食べたソーセージがあまりおいしくなかったので焼きそばを選んでみた。

↑空港内をモノレールが走っている。
初めてカナダへ来た時のアメリカでの乗り継ぎでは、およそ人間扱いされているとはおもえないひどい待遇だった。飛行機は定刻どおりに着いたのだが、その後の入国審査は長蛇の列なのに入国審査官は少なく、手荷物検査も並んだ末、横柄な空港職員に意地悪な扱いを受けて、走って走って登場ゲートに着いたときはすでにゲートが閉まっていて、息をきらしていた私に、ゲートもう閉まってるわよ、と一言だけだった。そしてゲートを開けてくれて乗り継ぎになんとか間に合ったが、私が飛行機に乗ってからも何人か乗りこんできていた。
デトロイトの空港ではそんなことはなく、事はスムーズに運ぶ。ある空港職員は私に、あら、あなたの靴かわいいわね、よいご旅行を、などという会話もあった。
1週間経過し、再び有楽町にある皮膚科を訪れた。
経過は順調とのことだった。
一週間毎日、朝晩に薬を塗り、バンドエイドを貼った。ごく浅いすり傷とにたような感じになるので、最初はじゅくじゅくとしていたこともあったが、今はつるっと、他の皮膚とかわらない肌表面になっているが、その部分の色だけはすり傷が治ったときとおなじように赤みがある。
これからはもう薬とバンドエイドは必要ないが、レーザーをあてた部分にはSPF50くらいの強い日焼け止めを塗り、さらにコンシーラーやファンデーションなどを塗るのも良く、とにかく日差しをさえぎることが絶対だという。
日差しを遮断するという意味ではいっそバンドエイドを貼ってしまうのもよい、とのことだった。この一週間、ずっとバンドエイドを貼っていたが、友達には聞かれたが、予想していたより皆気にしていなったので、特によく晴れた日には確実なバンドエイドを貼ってしまおうとおもう。
その後しばらくして、もし茶色っぽくなってしまった場合には、ハイドロキノンを塗る必要があるそうで、その場合に備えてハイドロキノンももらっておいた。茶色くならない場合は他のシミの部分にも使えますよね?と聞くと、先生は朗らかに笑って、まあ、そうですねえ、とにこにこしながら答えた。
完全に周囲の肌の部分に紛れてわからなくなるにはさらに時間がかかりそうだ。
追記:その後再度シミが現れることもなく、完全に消えました。
白いダウンジャケットを持っている。普段は汚れのことを考えて黒など濃い色のものを買ってしまうが、以前洋服メーカーがサンプルで作ったものを店先で1000円くらいで売っていたのを、値段が安かったこともあり前から欲しいと思っていた白を買ってみたのだった。
日本で着る用に実家へおいておいたが、さすがに汚れが目立ってきたので、自宅で洗ってみることにした。
ドライマーク衣料専用洗剤のDRY-UPを使った。箱の中には冊子があってダウンジャケットの洗い方も詳しく説明してあった。
袖口などの目立つ汚れには直接洗剤をかけて歯ブラシをつかって汚れを落とし、あとは洗濯機でつけこみ洗いをし、干すだけ。とても簡単だった。
安物だったし、元はしっかりとれたので失敗しても後悔はないジャケットだったのだが、一度要領を心得ると、ダウンを洗うということがそれほど怖がる必要もないということがわかった。
カナダへ帰ったら、カナダで買った別のダウンジャケットも洗ってみようとおもう。
数年前に行った新宿のクリニックでは、初めてのカウンセリングの後その日のうちにすぐレーザーをあてたが、今回行った有楽町にある皮膚科では、初診の日には施術しないとのことだった。
早速翌日に予約を入れた。
レーザーのシミ除去と違い、注射にて麻酔をする必要があり、歯の治療での経験はあったのでさほど心配もしていなかったが、実際顔の表面に3回ほど麻酔注射をしてみると、とても、とても痛かった。予想以上にすごく痛く、なんだか自分は間違った選択をしているのではないかと思い始めた。
その後麻酔が効いたのを確認したあと、炭酸ガスレーザーで、肌の表面を削り取るようにレーザーをあてていった。麻酔が効いているのでもう痛くはなかった。肌の表面を焼く焦げた匂いがした。
終始先生は丁寧な優しいやわらかい口調で語りかけてくれるのが救いだったが、終わったあとは自分がひどく緊張しているのがわかった。
転んで皮膚の表面をすりむいたような状態になっているので、一日2回薬をぬり、バンドエイドを貼る必要がある。
また、傷口と同じなので、こすったりしないように気をつける必要があるが、お風呂や洗顔なども問題はない。今現在で6日経過し、一週間後に経過を見せる必要があるので、明日再び診察の予約をいれてある。