アレルギー科でのアレルギーテストの結果

8 years ago

アレルギー科に予約をとってもらったのは、3ヶ月前だった。アレルギー科は他の科よりも待つとは聞いていて、6ヶ月待ったというのも聞いたから、3ヶ月というのは短いほうなのかもしれない。

行ったのはダウンタウンにあるST.MICHAEL’S HOSPITAL。ヤング&ダンダスの広場から程近いところにある大病院。

待合室などなく、廊下に椅子が並べられて待合室も兼ねていた。冷房がきいていて寒かった。

医師は紳士的な中年の白人男性だった。

ひととおり問診をした後、アレルギー検査をすることになり、看護婦の後について別室へ。

血液検査のために血液を摂るのかとおもったら違った。パッチテストでもなかった。

小瓶に入った液体を一滴ずつ腕の内側に直接たらしていき、どれがどれだかわかるようにボールペンでそれぞれにしるしをつけ、そしてなんと、落とした全ての滴にたいして針の先端のようなものを皮膚に刺して放置し、皮膚の反応をみるという検査だった。数えてみると全部で56箇所あった。皮膚の表面に針をさしていくのだから、もちろんちくちくと痛い。小さな子供だったら泣くだろう。

それに、私は食べ物にアレルギーがないのはわかっていたからいいようなものの、そうでなかったらアトピー患者にとって拷問に近い。

20分後にまた医師に診てもらうまで、そのまま待機するように言われ、待合室兼廊下にでると、人々の視線がいっせいに私に集まった。隣に座った女性に同情されるくらい私の両腕は痛々しいことになっていた。

数カ所、みるみると皮膚の表面が赤く膨らんでいき、かゆい。すぐにでも拭き取りたかったが、じっと我慢するしかなかった。寒いくらいに冷房がきいているのが幸いだった。

検査の結果は予想していたとおりだった。カビと花粉に反応がでたものの、食べ物に関しては反応はでなかった。

もう10年ほど前になるが、日本でもアレルギー科にしばらく通っていたことがあった。そのときの検査結果も、食べ物に関しては陰性だったのだ。

しかし、半年ほど前、あることに気づいた。それは、私にとって大発見だった。

ここ何年か、旅行や、特に日本の実家に帰ると皮膚の状態が何故かてきめんによくなっていた。ストレスも関係しているだろうが、絶対それ以外になにかあるはずだとずっと考えていた。

あるとき、食生活の違いについて思いを巡らせていたとき、ふっとひらめいた。カナダで食べていて実家で食べなかったもの。

それはヨーグルト。

カナダでは、日本からわざわざヨーグルトメーカーを持っていって、アトピー対策のためにせっせと手作りしたヨーグルトを毎日欠かさず食べるようにしていた。だって、検査の結果乳製品にはアレルギー反応でなかったし、一般的にヨーグルトは腸内環境を良くしてアレルギーに効果がある、ということで推奨されているし。

毎日のヨーグルトをやめてみると少し良くなったので、このさい乳製品を一切と、ついでにおもいきって毎日の卵もやめてみると、ぐっとよくなった。

そしてある日、どうやら食物アレルギーには食べてすぐでる即時型と、数時間から数日後にでる遅程型、及び遅発型というのがあるらしいということがわかった。

普通アレルギー検査は即時型の反応を調べるもので、食べてすぐに反応する食べ物を調べることができるが、私の場合乳製品を食べてもすぐにはかゆみはでなかった。だからこそそばやピーナツアレルギーと違ってわかりにくいのだ。確かに、かゆくなっていたのはいつも食事してから数時間後だった。

さらに、遅延型、及び遅発型を調べる血液検査もあるということもわかった。

私は、今回、アレルギー科にて、この遅程型、及び遅発型を調べる血液検査を是非してもらいたかった。

ところが、医師は、君には食べ物のアレルギー検査はないね、もう君は知ってるかもしれないが、と言って、一枚の紙をくれた。それには熱いお湯でのシャワーはやめましょう、とか、おすすめの石けんなど、一般的な対処法が書かれた紙で、アトピー歴の長い私にはすべてすでに実践していることだった。
医師は続けて、もし乳製品と卵をやめて症状が改善されたのならば、今後も疑わしいものを除去することを続けるように、とのことだった。

これで診察終わりそうになったので、私は遅延型、及び遅発型を調べる血液検査について質問してみた。

医師の説明によると、それは例えばオレンジの酸に反応していたり、お酒を飲んでかゆくなったりするのと一緒で、食べ物に対しての敏感さの問題で、アレルギーとはいわない。
もしそれらを調べる検査をしたいのならドラッグストアでできるよ、でも高いけどね。それよりさっき言ったとおり自分で疑わしいものを除去するのが一番なのだが。と最後に締めくくった。

医師は簡単にいうけど、疑わしい食べ物の除去って、至難の技なのだ。だって食べてすぐに症状がでるわけでもないのだから。それは数時間後かもしれないし、次の日かもしれないし。

この日の数日前から、ましになっていたアトピーの症状が何故か悪くなっていた。乳製品や卵に加えて、食事日記の結果疑わしかった味噌や醤油含む大豆も除去していたし、小麦はしばらく食べていなかったし、もはや何に反応しているのかさっぱりわからない。一体これ以上何を除去したらいいのだ。

なんだか腑に落ちない気分で病院を後にし、その足でさっそくドラッグストアへ向かった。

続く。

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