ランディングしない選択~インドの空港にて~

15 years ago

yongecollegestarbucks

インドを出国することについては、特に問題がおきるとはおもっていなかった。

ところが、ハイデラバードの空港にて、KLMのカウンターでチェックインして搭乗券をもらうとき、職員にランディングするときの書類を持ってるか聞かれた。インドに持ってこなかったと伝えると、数分待たされ、最初に対応したときとは別の男性の職員があらわれ、カウンターから少し離れたところへ移動した。

ランディングしないことについて、一応インドに書類は持っていくかどうかは迷ったが、紛失することを恐れ、インドへは持ってこなかったのだ。

その男性は、ランディングするのに書類が必要です、という。私は、ランディングは記載してある期限内にすればいいことを告げたが、彼は、このビザを持ってる以上、カナダへ入国するのには移民申請しなければならないし、書類が必要だ、と譲らず私のいうことには耳を貸さない。そんなことはない、それは誰が言ったの?カナダ大使館に電話してみたら?というと、彼ははっとした表情で黙った。あ、でも今は夜中だから閉まってるわね、とさらに続けると、彼はカウンターへと一旦もどって行った。

最後の最後で非常にインドらしい展開だった。

気がつくと、そこらへんにいたKLMやら空港の職員やらが何事かと集まってきていた。

再び先ほどの男性が戻ってくると、今度は、カナダでのビザはどうなっているんだ、と聞く。私は、このビザは、移民申請にパスした証であり、入国するのは、問題ないんだ、と説明したが、でもこれは移民するときのビザで、ONCEと書いてあるから、一回入国したら移民申請しなければいけないんだ、という。

移民申請中は、観光ビザの延長申請をし、観光ビザでの滞在だったが、パスポートと一緒に送ったところ、その観光ビザの紙は回収されていた。

そこで、観光ビザは6ヶ月有効で、入国したときにもらえるものだから、カナダへ行ったら、その観光ビザが自動的にもらえるんだ、まったく問題はない、と強めに言ったところ、彼は、またカウンターへと向かい、再び戻ってくると、やっと納得した様子になり、失礼しました、マダム、よいご旅行を、などとすまなさそうに挨拶してくれた。

私も、めったにないことだから、しかたないよね、などと返し、ようやくゲートへ向かうことができた。

出国審査はまったく問題なかった。ただ、私は30分に渡る職員とのやりとりですっかり調子が狂い、オフィサーが、スタンプを押し終えてから、搭乗券は返してくれたのに、私のパスポートを返し忘れたのにその場で気づかなかった。カウンターを離れてバッグのなかに搭乗券をしまうときに気がついたからよかったものの、そうでなければ、どこで失くしたかもわからなかっただろう。危ないところだった。

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