前回の続き。
LOBLAWSで受けたFOOD INTOLERANCE TESTの結果がでた。
予想以上に驚くべき結果だった。
MODERATE(中程度) とSEVERE(高程度)に分かれていて、
MODERATEは、まぐろ、バナナ、カカオ豆、トマト、杏、大豆、たら(COD),
SEVEREは、りんご、かに、パパイヤ、メロン、ターキー、なまず、そば
一番驚いたのがりんご。リンゴに反応するのは珍しいとのことだった。一日一個のリンゴは医者を遠ざけるっていうくらい健康には良い食べ物で、アトピーにも良しとされる食べ物だし好物でもあり、かなり積極的に食べていた。よく食べるものが不耐性を招きやすいということなので、その結果なのだろうか。
トマトも同様、ヨーロッパではトマトが赤くなると医者が青くなるというくらい健康には良いとされる食べ物。今現在ベランダでミニトマト逆さ栽培で育ててる最中。
ほうれん草はポパイで有名だけど、これも体に良いとされる食べ物。たまに食べるくらいだけど、最近ほうれん草の種を買ってきて、芽がでてきたばかり。
このなかで一番きついのは大豆。日本人として醤油がだめなのは本当にきつい。それに大豆レシチンというかたちでシリアルなど大豆油同様あらゆる食べ物に入っているので、もはや市販のものは食べられない。
ソバは何となくわかっていた。最後に食べた後首がかゆくてたまらなくなったのだ。
たらは、CODがだめなんだけど、同じタラの種類のHADDOCKは大丈夫。CODは冷凍庫に買い置きしてあった。
CODで思い出したこと。それはアレルギー科でアレルギーテストする一週間ほど前にタイカレーを作ったこと。次の日炎症がひどくなり、その3日後にインドカレーを作り、また炎症がでた。私はてっきり共通してはいっているチリペッパーが原因なのだとおもった。でも、こうして考えると、タイカレーにいれたCODと、インドカレーにいれたトマトが炎症の原因だったとおもわれる。
だから、アレルギー科の医者に推奨されたように食事日記をつけたとしても、その食事日記をもとに自分で原因の食物を特定することなど、検討違いをしてしまったりして難しいのだ。リンゴとトマトなんて疑ってみたこともなくって、小麦粉が原因だと疑い始めていたくらいだ。
調べてみると、結果にでたほとんどの食べ物は仮性アレルゲンだったり、花粉症の原因の花粉との交差反応を引き起こす可能性のある食べ物であるということがわかった。りんごなどは顕著らしい。
そういえば、この結果がでる前にも炎症がなかなかよくならなかったのだが、トマトとバナナとリンゴを数日間毎日食べていた。さっそくやめてみると、次の日から炎症が徐々にひいてくのがわかった。
今後MODERATE(中程度)の食べ物は3ヶ月程度、SEVERE(高程度)に関してはは6ヶ月除去すると再び食べられるようになるらしい。
とすると、牛乳をはじめとした乳製品に反応がでなかったのは6ヶ月以上口にしていないからか。大豆が再び食べられるようになるといいが。
しかし、SEVEREの反応のでたターキーなんて最後に食べたのは10ヶ月前、去年のクリスマスのことで、それまでも年一回食べる程度だったし、ナマズなんてほとんど食べた記憶はない。パパイヤも食べたのは一年以上前。これらはリストから消える日はくるのだろうか。
アトピーだけではなく、肥満や片頭痛、関節炎、腹痛、疲れ、眠気など慢性的に悩まされていて西洋医学では完治することのできない症状は、食物不耐性が原因になりうるらしい。
ちなみにカナダで会社や組織の団体保険に加入しているひとはNATUROPATHICというカテゴリーでカバーされるとのこと。我が家もJ次郎の会社の保険で全額カバーされるらしいのでさっそく申請した。
日本のテレビ番組で、○○を毎日食べると××にいい、というのをよくやっているが、それを信じて毎日食べちゃうとそれがかえって健康を害す原因になってしまうかもしれない。
週末は風邪をひいてしまってブログがアップできなかった。先週はJ次郎がひいていて、そのときのJ次郎と同じ症状だったから、J次郎からうつったのは間違いないだろう。
まず喉がいたくなり、くしゃみや鼻水がでて、頭が重い感じがした。J次郎は熱はでなかったが、私は熱がでた。週末にしたいことがたくさんあったから残念だった。
さて、前回の続き。
ST.MICHAEL’S HOSPITALのアレルギー科からさっそくドラッグストアに向かった。まずはLOBLAWSのドラッグストアをあたってみた。
正式な名称はFOOD INTOLERANCE TESTといって、ドラッグストアの脇にブースがあり、そこで受け付けていた。
費用は199ドルプラスTAX、120の食品の項目の検査で、15分あれば完了し、結果は1週間ほどかかるとのことだったのでその場でお願いすることにした。
問診があり、慢性的に悩んでいる症状などを詳しく聞かれる。そして、アレルギー検査とは異なるということがわかっていることを念をおされ、それにサインする。
カナダでは医学的には遅廷型のアレルギーはアレルギーとは呼ばず、しっかり区別されているのだ。
そして針で指の先に穴を開けて採血。
針で刺すのは一瞬ばちんとゴムではじかれたような痛みで、たいして痛くはなかった。採血も、数滴とるだけ。
すべてやってくれるのだが、私は病院から歩いてきたせいか手が暖かく、血が摂りやすいと言っていた。手が冷たいとなかなか血がでてこなくて時間がかかるそうだ。
そして後はまつだけ。私はすでにテストに対する知識があったせいで特に質問もなかったし、早く終わった。10分くらいだった。
これで痒みから解放される人生を送れるようになるのかもしれないとおもうと、まさに夜明けを迎える気分だった。
大げさに思えるかもしれないが、アトピー患者にとって、アトピーは人生の足かせになっているのだ。
いつまでも続く痒みに疲労しきって、勉強や仕事に集中できないばかりか、友達と会ったり外にでかける気力もなくなってしまったりする。
そしてなによりも辛いのは、アトピーとは無縁の人々の理解のなさ。かゆくなるからお酒飲みたくないと言うのに強制されたり。もちろんそういう人たちばかりではないのだが。
検査の結果がでるまで1週間待ち遠しかった。
続く。
*追記;その後LOBLAWSではこの検査の取り扱いをやめました。
アレルギー科に予約をとってもらったのは、3ヶ月前だった。アレルギー科は他の科よりも待つとは聞いていて、6ヶ月待ったというのも聞いたから、3ヶ月というのは短いほうなのかもしれない。
行ったのはダウンタウンにあるST.MICHAEL’S HOSPITAL。ヤング&ダンダスの広場から程近いところにある大病院。
待合室などなく、廊下に椅子が並べられて待合室も兼ねていた。冷房がきいていて寒かった。
医師は紳士的な中年の白人男性だった。
ひととおり問診をした後、アレルギー検査をすることになり、看護婦の後について別室へ。
血液検査のために血液を摂るのかとおもったら違った。パッチテストでもなかった。
小瓶に入った液体を一滴ずつ腕の内側に直接たらしていき、どれがどれだかわかるようにボールペンでそれぞれにしるしをつけ、そしてなんと、落とした全ての滴にたいして針の先端のようなものを皮膚に刺して放置し、皮膚の反応をみるという検査だった。数えてみると全部で56箇所あった。皮膚の表面に針をさしていくのだから、もちろんちくちくと痛い。小さな子供だったら泣くだろう。
それに、私は食べ物にアレルギーがないのはわかっていたからいいようなものの、そうでなかったらアトピー患者にとって拷問に近い。
20分後にまた医師に診てもらうまで、そのまま待機するように言われ、待合室兼廊下にでると、人々の視線がいっせいに私に集まった。隣に座った女性に同情されるくらい私の両腕は痛々しいことになっていた。
数カ所、みるみると皮膚の表面が赤く膨らんでいき、かゆい。すぐにでも拭き取りたかったが、じっと我慢するしかなかった。寒いくらいに冷房がきいているのが幸いだった。
検査の結果は予想していたとおりだった。カビと花粉に反応がでたものの、食べ物に関しては反応はでなかった。
もう10年ほど前になるが、日本でもアレルギー科にしばらく通っていたことがあった。そのときの検査結果も、食べ物に関しては陰性だったのだ。
しかし、半年ほど前、あることに気づいた。それは、私にとって大発見だった。
ここ何年か、旅行や、特に日本の実家に帰ると皮膚の状態が何故かてきめんによくなっていた。ストレスも関係しているだろうが、絶対それ以外になにかあるはずだとずっと考えていた。
あるとき、食生活の違いについて思いを巡らせていたとき、ふっとひらめいた。カナダで食べていて実家で食べなかったもの。
それはヨーグルト。
カナダでは、日本からわざわざヨーグルトメーカーを持っていって、アトピー対策のためにせっせと手作りしたヨーグルトを毎日欠かさず食べるようにしていた。だって、検査の結果乳製品にはアレルギー反応でなかったし、一般的にヨーグルトは腸内環境を良くしてアレルギーに効果がある、ということで推奨されているし。
毎日のヨーグルトをやめてみると少し良くなったので、このさい乳製品を一切と、ついでにおもいきって毎日の卵もやめてみると、ぐっとよくなった。
そしてある日、どうやら食物アレルギーには食べてすぐでる即時型と、数時間から数日後にでる遅程型、及び遅発型というのがあるらしいということがわかった。
普通アレルギー検査は即時型の反応を調べるもので、食べてすぐに反応する食べ物を調べることができるが、私の場合乳製品を食べてもすぐにはかゆみはでなかった。だからこそそばやピーナツアレルギーと違ってわかりにくいのだ。確かに、かゆくなっていたのはいつも食事してから数時間後だった。
さらに、遅延型、及び遅発型を調べる血液検査もあるということもわかった。
私は、今回、アレルギー科にて、この遅程型、及び遅発型を調べる血液検査を是非してもらいたかった。
ところが、医師は、君には食べ物のアレルギー検査はないね、もう君は知ってるかもしれないが、と言って、一枚の紙をくれた。それには熱いお湯でのシャワーはやめましょう、とか、おすすめの石けんなど、一般的な対処法が書かれた紙で、アトピー歴の長い私にはすべてすでに実践していることだった。
医師は続けて、もし乳製品と卵をやめて症状が改善されたのならば、今後も疑わしいものを除去することを続けるように、とのことだった。
これで診察終わりそうになったので、私は遅延型、及び遅発型を調べる血液検査について質問してみた。
医師の説明によると、それは例えばオレンジの酸に反応していたり、お酒を飲んでかゆくなったりするのと一緒で、食べ物に対しての敏感さの問題で、アレルギーとはいわない。
もしそれらを調べる検査をしたいのならドラッグストアでできるよ、でも高いけどね。それよりさっき言ったとおり自分で疑わしいものを除去するのが一番なのだが。と最後に締めくくった。
医師は簡単にいうけど、疑わしい食べ物の除去って、至難の技なのだ。だって食べてすぐに症状がでるわけでもないのだから。それは数時間後かもしれないし、次の日かもしれないし。
この日の数日前から、ましになっていたアトピーの症状が何故か悪くなっていた。乳製品や卵に加えて、食事日記の結果疑わしかった味噌や醤油含む大豆も除去していたし、小麦はしばらく食べていなかったし、もはや何に反応しているのかさっぱりわからない。一体これ以上何を除去したらいいのだ。
なんだか腑に落ちない気分で病院を後にし、その足でさっそくドラッグストアへ向かった。
続く。
良く晴れた清々しい秋晴れの日曜の朝、チンパンジー研究の第一人者、ジェーン グドール博士のお話を聞きにダウンタウン、CARLTON ストリートにあるLOBLAWSへ行った。
まさかお話を聞く機会があるなんて夢にもおもっていなかったので、LOBLAWSに来ると知ったときから楽しみにしていた。
講演はLOBLAWSの1階で行われた。私たちが着いたときにはすでに席が埋まりつつあったが、空いている席を確保することができた。
スピーチははじめに、ウーホッホッホッホーと、おそらく人間では彼女のみ習得しているであろう、チンパンジー語(?)の披露ではじまった。そして、彼女のてがけるフェアトレードのオーガニックコーヒーにまつわる、アフリカの森林や自然、動物保護、ひいては地元の村にどのように貢献するのか、というとてもためになるスピーチだった。
こんなに間近でお話を聞くことができて感激。大変だけれども英語を勉強して本当に良かったと心から思えた。
スピーチの後には質疑応答もあり観客席からの質問に丁寧に答えていた。
会場の中からの質問のひとつ、チンパンジーに興味をもつきっかけについては、ターザンが大好きだったそう。そして、でもターザンは違うジェーンと結婚してしまったのよね、と付け加えて会場内の笑いを誘っていた。
ユーモアのある、とても素敵な方だった。
コーヒーは試飲もあったのでいただいたが、これぞコーヒー、というまた飲みたくなる味で、とても美味しかった。
彼女はもう80近いというのに、私利私欲ではない目的のために精力的に活動している。
日本の偉い政治家の方々には、是非、コーヒーだけでなく彼女の爪の垢も煎じて飲んで頂きたいところ。
日曜の朝、前向きな気分になれた、有意義なひとときだった。
2012年8月8日(水)
午前11時にRIOをチェックアウト。
部屋は広くて快適だったが、もしまたラスベガスにくることがあったら、このホテルは選ばないとおもう。シャトルバスがあるのでストリップから多少離れていても問題ないとおもっていたが、このシャトルバス、不便だった。30分毎にくることになっているが、暑い中バスを待つのもしんどかったし、宿泊者の優先があるわけではなく、30分以上待たされることもあり、そのあげく乗れないこともあった。
荷物を預かってもらい、このホテルの有名なブッフェCARNIVAL WORLDへ。
TOTAL REWARDSのカードを提示して割引になった。さらに、3日と言われたのが5日目にしてようやくTOTAL REWARDSの10ドル分のクレジットが加算され、ふたりで20ドル割引になり、最終的に支払ったのはふたりで$19.44。11時過ぎだったのでほとんど待つことなく通された。
有名なブッフェだけあって、内容の充実ぶりはとにかくすごく、圧倒された。J次郎はBBQリブが気に入り、私はタイカレーを食べた。
その後はフラミンゴをみるため、FLAMINGOへ。本当にフラミンゴがいた。
のんびりずっとみていたかったけど、暑さに負け写真だけ忙しく収める。
反対側に渡って、CEASERS FORUM SHOPへ。モールの奥のほうにある噴水のショーを観る。
時間になると巨大な人形が現れる。人形が喋ってストーリー仕立てになっていて、台詞に合わせ霧や炎が吹き出るのだがどんなストーリーになっているのかJ次郎も私も良くわからなかった。
その後歩道橋を渡り、BELLAGIOのBOTANICAL GARDENへ。
メルヘンチックな癒される空間。
PARISへ行き、エッフェル塔へ登る。2FOR1の割引券が使えた。
期待を裏切らず見晴らしは素晴らしい。
ホテルの中はパリの街角。
PARRISと隣のRIOへのシャトルの発着所になっているBALLY’Sは中でつながっていて、ちょうど2つのホテルの境になっているところに、巨大なスロットがあった。J次郎はスロットが好きなので、迷わず1ドル投入。これだけ大きいと楽しくついついお金を投入してしまう。
あっという間に時が過ぎていく。ラスベガスではなにもかもが広く大きく何をするのにも時間がかかった。
RIOへ戻り、預けていた荷物をだしてもらって、2階にあるバーガーキングへ。ここはWIFI FREE。しかもパスワードも必要なく接続できる館内で唯一の場所。レモネードを買いエアポートシャトルの迎えの時間までメールチェック。
いつもは旅にでると、帰りたくないとおもうのだが、ふたりとも暑さに辟易し、人ごみに疲労し、帰れることにほっとしていた。
私は暑さで口内炎が複数でき、滞在中サンダルを履いていたのだが、踵は乾燥から深くヒビ割れたところが紫色に変色して歩くたびに痛かった。
どうやら私たちは、来る季節と時期を間違えたらしい。
飛行機を待ちながら、トロントに着くのが待ち遠しかった。
2012年8月7日(火)
IMPERIAL PALACEのEMPEROR’S BUFFETへ。11時に着くとすぐ通された。ここでも、TOTAL REWARDSのカードを提示すると割引価格になり、さらにTOTAL VEGAS COUPON BOOK の2for1のクーポンがあったので、二人で14ドル。ここは普通のブッフェだが、フライドチキンやチリビーンズなど、アメリカンっぽい料理がある。J次郎はチリビーンズが気に入ったよう。肉と卵を控え、乳製品と大豆を一切摂らないようにしている私にとって、もはや外食はきつくなってしまったのだが、ブッフェのいいところは、野菜とフルーツが好きなだけたっぷり食べられること。
おなかいっぱいになった後は、事前の下調べに大変お世話になったラスベガス大全に、無料券があったこともあり、せっかくなので同ホテル内にあるTHE AUTO COLLECTIONを覗いてみることに。
中は想定外に広かった。
特に車好きではないが、おもったより楽しくぶらぶらとみてまわった。
ここで車より気になったもの、それはZOLTAR⬇。
気になって仕方がなくなって、是非占ってもらおうとおもったらタイミング良く女のひとがお金を入れていて、後ろからみることができた。そのしゃべりに釘付け。
地味な女性バージョンも。
ここのホテルの良いところは寒すぎないところ。
シャトルでRIOへ戻り、プールで水に浸かり部屋でシエスタ。
FREMONT STREETへ行くため、夕方再びシャトルでHARRAH’Sまででる。
HARRAH’Sの目の前にバス停があり、チケットを買える券売機も設置されている。24時間乗り放題のチケットを購入。7ドル。
WYNNでエクスプレスに乗り換える。バス停でバスを待っていると、両替してほしいと声をかけられた。手にもっていたのは100ドル札。もちろんお断りしたが、このおじさま、怪しい匂いぷんぷん。スエーデンから来たと言っているが、外国語なまり一切なしのアメリカ英語を話し、無造作に束ねられた金髪の根元は黒く、プラダの紙袋を提げている。おそらくその100ドル札は、偽札であるとおもわれる。そもそも欧米人でプラダで買い物するようなひとはバスになど乗らないものである。断ったら、バスに乗ることもできないなんて、と忌々しそうに、吐き捨てるように言って離れて行った。
FREEMONT STREETに着いたのは7時近く。
J次郎と私はすぐにここが気に入った。レトロなアメリカの雰囲気が楽しい。来てよかった。
ほどなく頭上の電光掲示板のショーが始まった。
カジノで遊んだり、ストリートパフォーマンスをみたり、通りをぶらぶらして1時間ほど過ごした。
J次郎は大好きな映画、バックトゥーザフューチャーにでてくるホテルを発見して興奮していた。
この日の最高気温42度だった。
4日目へ続く。
2012年8月6日(月)
RIOからシャトルバスでHARRAH’Sへ。さすがに月曜の午前中だとバスも空いている。
HARRAH’SのFLAVORSへブッフェをたべに来たのだ。11時ちょっとすぎに着いたらすでに列ができていたものの、すぐに通される。
会計は前払いで、TOTAL REWARDSのカードを提示すると割引価格になり、さらにTOTAL VEGASの2for1のクーポンを使えたので二人で$18.37。
ここはブラジル料理のシェラスコがある。J次郎は肉の塊に心が弾んでいたが、見た目よりは美味しくなかった様子。それでもふたりともおなか一杯になった後は、隣のVENETIANへ移動。
ゴンドラの船頭達は老若男女いて、彼らに共通しているのは歌がうまいということ。歌声がよく響く。
広場にでると、楽しげなショーをしていた。
その後はMIRAGEへ移動し、植物園を見てからトラムに乗りT.Iを経由してFASHON SHOW MALLへ。
巨大なモールだった。アメリカはカナダより服でも何でも値段が安く設定されていて、最近の為替の事情プラス消費税を考慮すると同じメーカーだったらアメリカで買うほうがずっと安い。夏物最終処分の時期でもあったのでトロントで買うかどうか迷っていた服が安く買えるかも、という淡い期待を抱いてFCUKに入ったら、セール品の値段設定が全然安くない。トロントで買うのとさほど変わらない。
J次郎の同僚が、ラスベガスは物の値段が高い、といっていたのを思い出した。そういえば、同じチェーンのドラッグストアもニューヨークやサンフランシスコではもっと安かった印象がある。
ここでのお目当てはGNC。ハワイでゴールドカード会員になっていたので20%オフで買い物できた。買ったのはアトピー用にBIOTINの5000mcg。なぜかトロントでは最高1000mcgまでしかみつけられないでいたのだ。しかもアメリカで買ったようがずっと安い。
GNCの近くのアップルストア周辺ではネットに接続できた。いたるところに置かれているソファーで座ってメールチェック。この時点で相当歩いていたので疲れてしまって他の店を覗く気力もなく一旦ホテルへ戻る。
RIOに着いたのは5時過ぎていた。ここのプールは夕方になるとエリア全体が建物の陰になり、日焼けを気にせず過ごせ、暑さもだいぶ和らぐ。プールサイドでしばし休憩。
こうしてまたもやあっという間に夜になり、またストリップへ。
MIRAGEのショー、VOLCANOを観る。
炎が吹き出すと、暑い夜がさらに熱くなった。ショーはあっさり終わり、隣のTREASURE ISLANDへ。ここでもPLAYERS CARDを作る。ここでは最低でも10ドル分のクレジットがもらえ、カジノでも使えるのだ。
10時のショーを観るために外に出る。ここでも20分も前なのにすでにすごい人。
ラスベガスらしく、セクシーな格好をしたお姉さんたちのパイレーツのショー。花火があっがたり無料とは思えない迫力。
ショーが終わるとJ次郎お待ちかね、さっそくカジノで遊ぶが、私が疲れきって眠くてたまらなくなってしまい早々に切り上げてもらった。ホテルへ着いたのは12時を過ぎていた。
4日目へ続く。
2012年8月5日(日)
数時間とはいえ時差があり、朝5時半に目が覚めた。
10時の開店きっかりに再び昨日の飲茶の店へ行く。
たっぷり食べた後はプールへ。すでに息苦しくなるくらい暑い。プールの日陰になるスポットを確保し、水のなかで過ごした。なにせ外気が暑いので、水に浸かっているのが気持ちよかった。小一時間ほどプールで過ごした後は、グランドキャニオンへ。
午後1時50分。ホテルのフロントをでたところで待っていると、時間きっかりにバスが現れた。
J次郎はバスドライバーとスペイン語で会話が弾んでいた。車窓を楽しみながらLUXURに到着。もう一組の客が現れるまでバスを降りて写真を撮る。
その後はバスは飛行場へ。
広大な乾いた大地を1時間以上すすみ、小さな飛行場に到着。
チェックインを済ませ搭乗を待つ。
ほどなく名前が呼ばれ、歩いて15人乗りの⬇小型飛行機(赤いヘリコプターの後ろ)に乗り込む。
離陸のときはどうなるかとおもったが意外と平気だった。このときはまだ、そこらへんの遊園地の乗り物よりずっと楽しいとおもうぐらい余裕があった。
空からの眺めは最高だった。
フーバーダムもきれいに見えた。
湖の色の美しさに感動し、景色を堪能しているとグランドキャニオンにさしかかる。
壮大な絶景を真下に、飛行機にして本当に良かったとおもったはその10分後まで。
それからは、楽しかったフライトは苦痛に変わり、一刻も早く地上に降りたい気持ちでいっぱいだった。
1時間のフライトは予想以上に長かった。
特別乗り物に酔いやすいわけではないからと、どうやら甘くみていたようだ。何故おなかいっぱい飲茶を食べたのだろう、あのエビの揚げたの食べなければよかった、などと後悔で一杯だった。
それはJ次郎も同じだった。ふたりでぐったりとしてホテルに着いた。
部屋でゆっくり休んで回復したら、夜になり、再びストリップへ。
J次郎はPINK’Sで食べたかったホットドッグを食べた。たくさんの種類のホットッドックがあり、決められなくなったJ次郎はお店のお姉さんに人気アイテムを聞いてみた。そのなかからチリチーズドッグ$6.79を選んだ。
TOTAL VEGASのクーポンで10パーセントオフ。おいしいと大満足。
それから夜のサウスストリップを写真を撮りながら歩いた。
⬇BELLAGIOの噴水が見える。
3日目へ続く。
8月上旬、土曜の早朝に自宅をでて、ラスベガスに着いたのは午前11時。フライトはデルタ航空。
デルタ航空から誕生日にDELTA VACATIONで使える100ドルOFFのコードが送られてきたのがきっかで、初めてDELTA VACATIONを利用してみた。飛行機とホテルのセットをデルタ航空のウエブサイトから直接購入。
ラスベガスに着き、空港の外にでてから一番初めに目に留った、SHOW TIMEというシャトルバスのブースで往復チケットを買う。帰りのフライトの日時を聞かれたので教えると、その場で帰りの空港までのシャトルバスのチケットも発行してくれた。私たちの泊まるRIOは少し遠いらしく、料金は高めで往復一人17ドル。
指示された番号のところでシャトルバスがくるのを待つ。MCCARRAN空港はWIFIが無料で、建物の外とはいえ接続できたのでiPadでメールチェック。そのうちバスがきて、他に3組ほど乗客が集まったところでシャトルバスは空港を出発。午前11時55分。さっそく、外気の暑さには驚いた。完全に陰になっている、直射日光のあたらないところでバスを待っていたのだが、すごく暑い。そしてバスのなかはすごく寒く、さきほど脱いだばかりのカーディガンを羽織った。
土曜の午後。シャトルバスがストリップにさしかかると、大渋滞。全然進まない。このとき、シャトルバスは高いとおもっていたのが、シャトルバスにしてよかったと心底おもった。タクシーだったら、全然進まなくて、メーターだけが加算されていらいらしていたところだろう。
幸い時間はたっぷりあるので、車上から観光気分でストリップの様子や距離感が把握できた。予想どおり、私たちは最後にシャトルを降りた。空港はストリップに驚くほど近かったのに、だいぶ時間がかかった。12時30分、RIO ALL SUITE RESORT着。
チェックインにはすでに列ができていて列に並ぶ。午後1時、4時のチェックインのところアーリーチェックインさせてくれた。
部屋はALL SUITEというだけあって広々して快適だった。
⬇アメニティーはコンディショナーインシャンプーと石けん、ボディークリーム。
冷蔵庫は、有料の飲み物がぎっしり詰まった冷蔵庫と、空のものと二つある。この、飲み物が詰まった冷蔵庫は、表に注意書きがあって、動かすと料金が徴収されるようなことが書いてある。そんなわけないだろうとおもっていたが、実際は外見からは想像つかないほどハイテクな仕組みになっていて、要するに重さを感知するようになっているのだ。飲まなくても、手に取るだけでフロントには情報がいくようになっている。後にチェックアウトしたときに、動かしたでしょ?と聞かれ、びっくり。
専用のポッド⬇(家にあったサンプルでもらったものを持ってきていた)が必要。
個包装になっているだけあって味はおいしいのだが、これが有料。しかも3杯で8ドル。ストリップにあるWALLGREENでは12個で9ドルくらいで売っている。私はコーヒーはデカフェしか飲まないので、後にストリップのセブンイレブンでティーバッグを買い、ポッドをセットせずにお湯だけおとして紅茶を飲んでいた。
さて、荷物を置いたあとは、ホテル内を探検。
カジノフロアにもどり、プールを探すが広大なフロアは、週末のせいか人が多く、暗くてごちゃごちゃしていてどこに何があるのだか、従業員に聞いても全然わからない。
やっとプールにたどり着くと、それは驚愕の暑さだった。当初、ラスベガスに来たのは午後はのんびりプールで過ごすことを想定してて、ストリップから離れているものの砂浜があるRIOを選んだ。しかし、これでは、日陰にいても暑すぎてのんびり快適にプールサイドで本を読んだり、うたた寝などとてもではないができない(してるひともいたけど)。ラスベガスの夏の暑さを甘くみていたことに気づく。同じ暑さでも、海辺のそれとは全く違うのだった。
時計は2時を過ぎていて、気をとりなおし、ランチを食べようとホテルのホームページで調べておいたインド料理のレストランを探す。が、みつからない。コンシェルジュに聞いてみると、閉店してしまったと素っ気なく教えられる。
そしてしばらくどこで食べようかと再び広いカジノフロアをさまよい、新しくできた中華の店、KJ Dim Sum & Seafoodに入ってみた。広い店内は働くひとも客も皆中国人。まるで中国にきたかのよう。ワゴンでサービスされる飲茶をやっていて、おいしくてここは気に入った。
その後TOTAL REWARDSのカウンターでカードを作る。パスポートを見せ、用紙に記入するとその場で名前入りのカードを発行してくれる。これで、カジノで遊ぶとポイントもつくだけでなく、3日後にはホテル内のレストランで使える10ドル分のクレジットがもらえるのだ。
それからチェックインしたときにもらるはずだった、⬇TOTAL VEGAS COUPON BOOK
をフロントにもらいに行った。相変わらず列に並ぶ。
チェックインしたとき⬇のクーポンの冊子しかもらえなかったのだ。
これはあまり使えないが、TOTAL VEGAS COUPON BOOKはグランドキャニオンのツアーが半額になったりする予約時の特典の一つだったのだ。
そして一旦部屋にもどり休憩。J次郎爆睡。
7時近く、次の日の日曜のグランドキャニオンのツアーを予約しにカジノフロアの公衆電話へ。回線が悪いのか、何度も電話が切れてしまい根気よく何度もかけなおしやっと予約ができた。相当時間がかかった。
さらにシルクドソレイユのショー、O(オー)の予約を試みるも、やはり何度もかけなおした挙げ句、月曜から休演ですでにそれまでのチケットはソールドアウトだった。
長蛇の列のここのホテルのメインのブッフェレストランの前を通り過ぎ、ストリップへのシャトルバス乗り場へ。バスはなかなかこなかった。やっときたとおもったら、私たちは立って列に並んでいたのに後ろのほうで座って待っていた人たちが割り込み、私たちの直前の夫婦の前まででいっぱいになり、乗り切れず。
やっとストリップに着いたのは9時過ぎだった。何をするにも時間だけが無駄にすぎていくのを感じていた。
BALLY’Sでシャトルバスを降り、向かいのBILL’Sへ。
BILL’SはRIOとは違ってレトロな感じで小さいが、それでも広い。
PLAYERS CLUBのカウンターへ行き、パスポートを見せ、PLAYERS CARDを作ってもらう。カードを作ると、RIOを含むHARRAH’S系列のホテルのレストランで使える5ドル分のクレジットがもらえるのだ。このクレジットはすぐに加算された。とりあえず使えるレストランの一覧表をもらい、どこのレストランで使うか検討することにする。
BILL’SをでてMIRACLE MILE SHOPSまで歩く。ストリップはすごいひとだった。暑さは夜になっても暑いが、陽射しがないぶんまだ歩ける。MIRACLE MILE SHOPSは広く、かなり疲れていたのでABCマートにだけ寄って、スナックとビールを買う。
せっかくなので、J次郎はSIERRA NEVADAというビールを買ってみる。
その後ベラッジオで噴水ショーに圧倒され、BALLY’Sまでもどり、シャトルバスでホテルへ戻った。
ホテルに着いたのは11時半。
RIOの目玉のショーの最終回に間に合わなかった。
事前に調べた地球の歩き方のウエブサイトにはショーは木〜日となっていたので、この時点で、水曜の夜にラスベガスを発つ私たちは、滞在しているホテルの(地球の歩き方で)必見といわれている無料のショーを見逃したことはまだ知らなかった。
2日目へ続く。
車を持たない&運転しない我が家では、ダウンタウンにあるLOBLAWSがお気に入り。
たまにCUSTOMER APPRECIATION DAYというのがあって、数々の試食の他、その日はタックスフリーだったり、コーヒー無料でもらえたりする。この前はお花も無料で配っていた。なにより、ここではお客様扱いしてもらえて気分いいのだ。
このカレッジ&チャーチのLOBLAWSは、WIFI無料。パスワードもいらないし、I PADでの接続も早い。
ウオークインクリニックもあり、薬局もある。カナダでは、薬を処方してもらうと、薬ひとつにつき薬剤師の手数料がかかる。これが12ドルくらいかかるのだ。この薬剤師の手数料は、薬代同様OHIPではカバーされない。3種類薬を処方してもらったら、薬代とは別に36ドルかかるのだ。カナダにきたばかりのころこの金額には本当に驚いた。この手数料は薬局によるのだが、LOBLAWSは8.5ドルだった。
そして、薬が用意されるのを待っている間に買い物したり、インターネットが使えるので処方箋はここでお願いするようになった。
最近料理教室が開催されているのを知り、参加してみることに。
私が参加したのはWhat’s For Dinnerという実質無料のクラス。
どういうことかというと、事前にカスタマーサービスで申し込み、10ドル払い、当日出席するとLOBLAWSの系列店舗で使える10ドル分のギフトカードがもらえるのだ。
この日は前菜とデザートの2種類。
⬇エビとトロピカルフルーツのサラダ
⬇パイナップルのグリル シナモン風味のマヌカハニーとヨーグルトのソース
シェフが調理するのをみる形式で、シェフの手元の様子は設置されたモニターに映し出される。ちょっとした切り方のアイデアなど勉強になった。
最後は出来上がった料理を試食して終わり。
参加者は気軽に質問できる雰囲気で、ひとりで参加している男性もいて、積極的に質問していた。
是非また来月参加したい。