盗難にあったアマゾンの置き配分はすぐに返金されたものの、もうひとつの品はメーカーからサンプルとして直送されたもので、どうしようもなかった。J次郎はこの品をすっと楽しみにしていた品だったのでひどく落ち込んでいた。こういう品こそ置き配は避けたいが、受け取り方法はメーカーのみ指定することができたのでどうすることもできなかったのあきらめるしかなかった。
配達された日時はわかっているのでアパートの管理会社に、共有部分の廊下に設置されている、我が家の玄関ドアの真上の監視カメラの映像をみせてほしいと頼んでみたら、断られた。
管理会社でチェックして、それらしい自分が写っていたら警察に直接渡すとのこと。
数日たっても管理会社から返事はない。こちらから連絡してみると、それらしき映像が写っていたとのこと。
それで、警察に報告することにした。
警察に連絡し、必要な情報をわたし、対応を開始する順番待ちリストにいれてくれることとなった。5000ドル以下の事案なのでオンライン申請で済んだ。
数日後、警察から対応開始の連絡があり、管理会社に連絡し、管理会社から警察に監視カメラの映像を送るようにいわれる。
さっそく管理会社に連絡し、警察に映像を送るように伝える。
私たちができるのはここまで。
犯人の泥棒がつかまり、盗まれた品が返ってくるとはおもっていない。ただ、市民として、警察が捜査しようがしまいが、犯罪を報告する意義はあるとおもう。
これからはできるかぎりにおいて置き配は避けなければいけないとおもったできごとだった。