アレルギーもちにとって、風邪の症状であるくしゃみ、鼻水、頭痛などと鼻炎アレルギーのそれをみわけるのは難しい。
なんだかくしゃみに鼻水がとまらない、頭もぼおっとしてきた、というとき、風邪かも、とおもって風邪薬を飲んでも効かなかったりするんですよ、自己判断はせずに医者にかかるのが得策ですよ、と日本でアレルギー科に通っていたころの医者に言われた。
日本では鼻炎がひどく、実家ではティッシュは私のために買ってあるようなものだった。事実、2年ぶりに実家に里帰りしたときは、もはや常備ティッシュは道で配っているポケットティッシュしかなかった。
が、海外に住むと、鼻炎はおこらない。
シャワーを浴びてでてきたときの湿度差や、朝寝起きなどにくしゃみはでることはあるが、すぐにおさまる。
なので、カナダで生活していて、今日のように朝からくしゃみがとまらず、ティッシュが手放せないときは、風邪をひいたのだ、といえる。
そしてもうひとつ、最近気づいた自己判断事項は、アトピーの状態である。
風邪をひくと、アトピーがぐっと楽になる。
今もここ2週間くらい、季節の変わり目か、首とひじの内側がかゆく、ごわごわしてきたのが、すっかりかさぶたもなくなり、つるっとすべすべしている。
アトピーが治まっているのがうれしい私は、この程度の風邪に風邪薬などは飲まずに、ゆっくりベッドでごろごろ。
風邪をひいたのはつらいが、アトピーのわきあがるような痒みから開放されるのはうれしい。