21階にリス
やはり去年の今ごろだった。
我が家のアパートのベランダに黒い小さな動物がさっと横切るのをみたとき、同じ階のどこかで飼われている猫が散歩にきたのかとおもった。以前知り合いから、アパートのベランダでガーデニングを始めたものの、隣の家の猫のトイレになってしまったので、ガーデニングをあきらめたという話をきいたことがあり、私の鉢植えが心配になり、ベランダへでてみた。
リスだった。
ちなみに我が家は21階に住んでいる。
日本ですずめがあちこににいるように、トロントでもリスがあちこちでみられる。
カナダに来たばかりのころは野生のリスをみたのは初めてだったので珍しくてしかたがなかった。
カナダ育ちのJ次郎にとっては、珍しいものでもなんでもなく、私が立ち止まってじっとみている感覚がわからなかったらしい。
この時期、リスは長く厳しい冬に備えて、食欲が旺盛になり、肥えてくる。
わざわざ21階まで登って、餌を探しにきたのだった。
そして、今年も我が家のベランダ菜園に、せっせと穴を掘っている。
カナダでアイスホッケー観戦
試合会場へは、6時から入ることができた。入り口で、なかで飲もうと思っていた先ほどのtailgateパーティーでもらったコーラは没収された。だが、全員に記念のTシャツを配っていて、XLしかなかったが、私とJ次郎は一枚づつもらった。
試合開始まではまだ時間があったので、ショップをのぞいてみた。エアカナダセンターは、アイスホッケーのトロントメープルリーフスと、バスケットボールのラプターズの本拠地である。メープルリーフスのグッズ、ロゴの入った子供用から女性用、大人用のジャージやTシャツなどの服は様々なものがあった。J次郎はラピュターズのキャップが欲しくなったようだった。
よくみると、値下げしてあるものもたくさんあり、半額以下になっているものもあった。その中でも、最終的に1ドルにまで値下げされているコーナーを発見し、1ドルの室内スリッパ2足と、やはり1ドルのリストバンド、2ドルのキャップを買った。
その後、ロジャースの懸賞のコーナーをみつけ、応募すると、メープルリーフスのロゴのはいった、フエルトのような厚い布でできたランションマット大の、barマットなるものをもらった。
アイスリンクが設置されているだけあって、中は寒く、着てきたジャケットの上から、先ほどもらったTシャツをさらに重ねてきた。
この日は正式には、プレシーズンであり、慣らしの試合らしく、両チームとも、選手をめまぐるしく交代した。
アイスホッケーは、激しく、危険なスポーツだった。選手は、ものすごいスピードで氷の上を滑りながら、押し合い、へし合いし、つかみあい、小競り合い、ぶつかりあったり、大きな音をたてて壁に激しく衝突したりした。選手同士のいざこざも頻繁におこり、相手につかみかかり、乱闘になると、観衆は、総立ちになり、歓声が沸いた。
このスピード、迫力、といった臨場感はテレビ中継では味わえないものがある。
選手が追う、小さな黒いパックは、私には速すぎてすぐに見失い、常に試合の流れを把握するのは少々難しかった。
また、天井から下がっているスクリーン上では、休憩時間や試合の合間に、いろいろ映し出されたり、行われたりするので、退屈することもなく、あっというまに時間が過ぎていった。
ちなみにこの日はメープルリーフスが勝利した。
帰りには、余ったコーラを配っていて、私とJ次郎は欲張り、ショップで購入したときに入れてくれた袋はずっしりと重くなった。
McDonald’sの$1.39メニュー
Tailgateパーティー会場を後にし、私とJ次郎はエアカナダセンターに直結しているUNION駅のなかのマクドナルドへ向かった。
マクドナルドは、価格に敏感なファーストフードチェーンであり、日本でも一時100円バーガーで話題になったが、ここカナダでも、$1.39メニューなるものがあり、ものによっては大変お得だといえる。
この日はふたりともダブルチーズバーガーを食べた。
ハンバーガーの味は、日本とカナダでは特に大差はないとおもっていたが、私より圧倒的にファーストフードを消費してきたJ次郎は、日本のほうが味が若干ヘルシーな気がする。フレッシュさが違う。ポテトの揚げたて具合、塩加減とか、ハンバーガーのつくりたて具合とか。日本で食べるほうが、おいしい気がする、とのことである。ちなみに私の好きな照り焼きバーガーは、カナダにはない。
さて、マクドナルドのなかで私のお気に入りは、いつも熱々のパイである。2個で$1.39。この日は、チェリーパイがあったので、1個づつを別の味にして、私はチェリーを、J次郎はアップルパイを食べた。
$1.39メニューは他にも何種類かある。私にとって、日本のコンビニの中華まんのような買い食いスナック感覚である。
私達は先ほどのパーティーでもらってきたコカコーラゼロの缶があったので、$1.39メニューの食べ物を組み合わせて頼み、いつものお決まりのコンボとは違うメニューとなった。
カナダのバニーガールとコーラ飲み放題
すっかり涼しくなった9月の初旬ころ、J次郎がある懸賞にて、アイスホッケーの試合のチケットを当てた。
ふたりともホッケー観戦は初めてだった。何日も前から楽しみにしていて、席や場所などをWEBで確認していると、その日はシーズン初日の開幕試合にあたるため、当日の試合前にTailgate パーティーが開催されるとの情報を得た。
誰でも、チケットを持っていないものでも無料で参加できるとのことだった。
さて、当日は快晴で、4時から開いているようだったが、会場には4時半頃着いた。エアカナダセンターより歩いて5分くらいのところに、駐車場の一角に臨時で会場が設けてあり、入り口では、IDをみせるとお酒が買えるしるしに黄色いリストバンドを巻いてくれた。
会場のなかには、頭にウサギの耳をつけ、黒いトレーナーを着て、うさぎの尻尾つき黒いブルマ(昔学校で女子が体育のときにはかされていた)をはき、黒タイツにエミュブーツ姿のバニーガール達がいて、小さな試供品サイズのダイエットコークを配っていた。ダイエットコークが冷やされている大きな樽が会場のあちこちにあり、コーラは飲み放題だった。
私とJ次郎はトロントメープルリーフスのチームのロゴである青いメープルリーフをフェイスペインティングしてもらったり、バニーガールと写真を撮ってもらい、首からかけられるようになったビニールのケースに、その場でプリントアウトした写真を入れたのをもらえたりした。
J次郎は満面の笑みで両脇のバニーガールの腰に手をまわし、写真を撮られていた。バニーガールのひとりの目が半開きになってはいたものの、できあがった写真の中のJ次郎はとてもよい笑顔をしていてなかなかいい写真だった。来るクリスマスには、是非義母に見せようとおもった。私の写真はというと、カメラマンは、ベリーグッド!!と言っていたのにもかかわらず、私の目は全部開ききっていなかった。両脇のバニーガールたちはきれいに写っていた。
そうこうしているうち、ステージでは先ほど配っておいた番号札をもとに、その後の試合のチケットの抽選が始まり、当選したひと達の名前が読み上げられた。けっこうな人数が当たるようだった。
他にも、ホッケースティックでゴールネットへ試し打ち体験などして、メープルリーフスのロゴのマグネットももらえた。
その他、いろいろ設けられていたが、全て無料だった。
お酒も販売していたが、値段は高めで、食べ物は予想に反してPizzaPizzaの小さなスタンドがひとつあるだけで、スライスで一枚5ドルもした。
膨らませていた想像よりも少し狭い会場は、長居するには飽きてきたし、そろそろお腹も空いてきたので、腹ごしらえのために、試合会場であるエアカナダセンターと直結しているUNION駅へ向かうべく、パーティー会場を後にした。
Buffalo Flavor Chicken Sandwhich ~WENDY’Sへクレームを入れてみたその後~
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今にも雨が降りそうな重たい空の昼過ぎ、クーポンが使えない場合に備えて、他の店のことも考えながら、私とJ次郎はウェンディーズへと向かった。
私たちが行ったダウンタウンの店は、地下鉄College駅よりYongeストリートを北に向かうとすぐ、マリオットホテルの一階に位置する。
さて、クーポンは使えた。
50代くらいの女性がレジ上のクーポンの処理方法を尋ねると、マネージャーはすぐに来て、私たちに話しかけてきた。私たちのことを覚えていて、先日のことを詫び、料金を支払う段階になると、自分のおごりだから、と言った。
こうしてクーポンは使えるようになり、私たちは無料でチキンバーガーをいただくことができた。
ふたりともバッファローチキンバーガーを選んだ。450カロリー。
バンズから大きくはみだしたフライドチキンにはたっぷりと赤いソースがからまり、おいしかった。
ウエンディーズは質にこだわり、ハンバーガーには冷凍肉を使わず、新鮮さを売りにしている。そのせいか、J次郎は、KFCのチキンバーガーより肉はジューシーだ、と、言っていた。
しかし、おもいのほか辛かった。辛いのが苦手なひとは無理かもしれない。
その後、使えなかった場合、他に行こうと思っていた店の前を通り過ぎると、日曜の昼どきだというのに、その店は臨時休業していた。

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